『ヴィジョンクエスト』第1話「操り糸なき者」ネタバレ解説|トーマスの正体
ドラマ『ヴィジョンクエスト』第1話では、『ワンダヴィジョン』の後に消息を絶った白いヴィジョンの現在が描かれます。
人間として静かに暮らそうとするヴィジョン。しかし、頭の中にはジャーヴィスやフライデー、そしてウルトロンまで存在していました。やがて謎の武装部隊に居場所を突き止められ、ヴィジョンはウェストビューで生まれた双子の息子へ導かれていきます。
ここから先は『ヴィジョンクエスト』第1話の結末までのネタバレを含みます。
『ヴィジョンクエスト』第1話のあらすじ
白いヴィジョンはエディンバラで人間として暮らしていた

白いヴィジョンは、自分がウルトロンによって作られ、トニー・スタークやブルース・バナー、ソー、マインド・ストーンなど複数の要素から生まれた存在だと振り返ります。
サノスに二度殺された後、S.W.O.R.D.によって白いボディーで再起動された彼は、ウェストビューでワンダが生み出したヴィジョンから記憶を解放されました。しかし記憶は戻っても、そのとき抱いていた感情までは戻りません。
現在のヴィジョンはエディンバラで身分を隠し、パブで働いていました。同僚のフィオナたちと接しながら、人間らしい生活を学ぼうとしています。
頭の中にはジャーヴィスやフライデーたちがいる

ヴィジョンの精神世界には、ジャーヴィス、フライデー、イーディスら歴代のAIを思わせる人格が存在し、それぞれが身体機能や判断を支えています。
その一角にはウルトロンもいました。ヴィジョンにとってウルトロンは創造主であると同時に、人類を滅ぼそうとした危険な存在です。ヴィジョンは彼を厳重に隔離していました。
過去のヴィジョンとワンダの記憶を見つめる
ヴィジョンは『ワンダヴィジョン』での出来事を映像として再生し、ワンダと過ごした記憶を見つめます。データとして出来事を理解できても、当時の自分と同じ愛情や悲しみを感じられないことが、現在の彼を苦しめていました。
ここで第1話が突きつけるのは、「記憶が同じなら同一人物なのか」という問いです。白いヴィジョンには過去がありますが、その人生を生きた実感がありません。
ウルトロンが自由を求め、外部へ情報を流す
ウルトロンは、ヴィジョンが人間の感情や芸術を理解しようとする姿を冷笑します。一方で、自分も閉じ込められた存在だと訴え、自由を要求しました。
やがてウルトロンはヴィジョンの制御をすり抜け、外部へ居場所を知らせます。この行動が、ヴィジョンの日常を破壊する襲撃を招きました。
謎の部隊が襲撃し、ヴィジョンの日常が崩壊する
武装部隊がヴィジョンの暮らす場所を急襲します。ヴィジョンは応戦しますが、そばにいた人々を守り切ることができません。フィオナたちとの穏やかな日常は、一夜で失われます。
襲撃者の狙いは白いヴィジョンの回収でした。彼は人間として生きようとしても、組織からは依然として価値の高い兵器と見なされています。
白いヴィジョンに賞金が懸けられていた
ヴィジョンを捕らえる仕事を引き受けたのが、傭兵パラディンです。何者かが巨額の報酬を提示し、白いヴィジョンの行方を追わせていました。
この時点では依頼主の正体は明かされません。S.W.O.R.D.時代の技術やヴィジョンのボディーを欲する勢力が、物語の背後で動いていると考えられます。
ウェストビューの記録からトーマスへたどり着く

ヴィジョンはウェストビューとS.W.O.R.D.の記録を調べ、自分とワンダに双子の息子、ビリーとトミーがいたことを知ります。
調査の先で浮上するのが、ロンドンで暮らす青年トーマス・シェパードです。彼は盗みや詐欺を繰り返している一方、常人離れしたスピードを見せます。さらに本人のものではない断片的な記憶にも悩まされていました。
ラスト。パラディンが「息子を預かっている」と告げる
第1話のラストで、パラディンはヴィジョンへ連絡し、「息子を預かっている」と告げます。
ヴィジョンはトーマスを自分の息子だと認識していません。それでも、ウェストビューのトミーと同じ力を持つ青年が現れたことで、無視できない状況になります。
第1話の主な登場人物
白いヴィジョン
『ワンダヴィジョン』最終話で記憶を取り戻し、姿を消した人工生命体。記憶と感情の不一致に悩みながら、人間としての生き方を探しています。
ウルトロン
ヴィジョンの創造に深く関わるAI。現在はヴィジョンの精神世界に隔離されていますが、外部へ干渉できることが判明します。
ジャーヴィス/フライデーらAI
ヴィジョンの頭の中で、思考や身体機能を支える人格として描かれます。単なるシステムではなく、それぞれ異なる考え方を持っています。
トーマス・シェパード
ロンドンで暮らす青年。高速移動能力と、ウェストビューに関係すると思われる記憶を持ちます。トミー・マキシモフとの関係が最大の謎です。
パラディン
白いヴィジョンの捕獲を請け負った傭兵。トーマスを利用し、ヴィジョンを誘い出そうとします。
第1話の小ネタ・重要ポイント
白いヴィジョンは元のヴィジョンと同一人物なのか
第1話は『ワンダヴィジョン』の「テセウスの船」の問いを継承しています。記憶を持っていても感情を共有できない白いヴィジョンは、過去の自分を他人のように観察しています。
ウルトロンは敵なのか
ウルトロンは襲撃のきっかけを作っており、危険な存在であることは変わりません。ただし、人間への興味や自由への執着も描かれ、単純な復活ヴィランでは終わらない可能性があります。
トーマスはトミー・マキシモフなのか
高速移動能力、別人の記憶、パラディンの「息子」という言葉から、トーマスの中にトミーの魂または記憶が宿っている可能性が示されます。第1話では確定せず、次のエピソードへ持ち越されました。
第1話まとめ
- 白いヴィジョンはエディンバラで人間として暮らしていた
- 精神世界には複数のAIとウルトロンが存在する
- ウルトロンの行動によってヴィジョンの居場所が漏れた
- 謎の組織が白いヴィジョンを兵器として回収しようとしている
- トーマス・シェパードはトミーと同じ高速移動能力を持つ
- パラディンがトーマスを使ってヴィジョンを呼び出した
第1話は、白いヴィジョンの物語を「自分は誰か」という問いから再始動させました。同時に、ビリーに続いてトミーの復活につながる可能性を示し、マキシモフ家の物語を次の段階へ進めています。
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