【シャン・チー】ヴィランのマンダリンとは?原作から紐解く

マンダリンは、2021年9月公開の「シャン・チー」に登場するヴィランで、映画版では「シュー・ウェンウー」と名乗っています。

本編では、腕輪の能力で千年生きていることがわかり「マンダリン」のほか、「マスターカーン」など様々な呼ばれ方をしてきました。

ご存知のとおり、マンダリンはアイアンマンのヴィランとして期待されていたキャラクターで、テロ組織テン・リングスのリーダーです。「アイアンマン」の1作目からいきなりトニー・スタークを誘拐したり、その後アイアンマンを敵視する存在を支援するも、その姿を見せることはなく、そして3作目で登場かと思いきや偽物で正体はつかめず…という、未だその姿がはっきりしていない存在です。

そしてアイアンマン亡き後、シャン・チーのヴィランとして登場することになりました。さて、そのマンダリンとは具体的にどんなキャラなのか?を今一度、知っておく必要がありそうです。

<本記事の内容>

  • 「マンダリンとは?なぜシャン・チーで登場?」
  • 「テロ組織テン・リングスとは?指輪の力とは」
  • 「過去に登場していたMCU作品」

あたりを中心にして、マンダリンというキャラに迫ってみたいと思います。

マンダリンとはどんなキャラクター?

中国人で科学者である「人間」

マンダリンは人間です。シャンチー同様、カンフーの達人ではありますが、生まれ持った特殊能力があったりすることはありません。しかしその頭脳が天才的で、原作では、ウルティモなどの兵器を開発する科学者です。

マンダリンの出自は、実は謎です。革命前の中国の、ジンギス・カーンの血筋に連なる大地主の家系に生まれるも、両親が出生まもなく死亡し凶運を招く子供とされた、っていうのは経歴詐称らしく、本当のところは不明だとか。息子さんの名前はテムジンです。

10個の指輪が、彼のスーパーパワーを司る

マンダリンがなぜヴィランになったのか、を知る必要がありそうです。彼はその頭脳で、大きな財力を身につけましたが、革命で財産を奪われました。その放浪の末に見つけた古代宇宙船(マクル四号星からきた)の中で、宇宙船の動力源でもある10の指輪を発見しました。

それを身につけると強大な力を発揮できることを知り、世界征服を目指すようになった、という「野望」を持つキャラクターです。偶然見つけた宇宙船の飛来元であるマクル四号星は、古代中国における「龍」を指しています。

映画の中では、指輪ではなく腕輪となっており、強力な力を持っている…ことしかわかっておらず、詳しい能力はいまだわかっていません。

シャン・チーとの関わりは?

マンダリンがヴィランとして対するヒーローは多く、シャン・チーで登場する理由は何なのでしょう。というのも、実は原作上で、シャン・チーの父親「フー・マンチュー」というキャラクターが、1980年にMARVEL COMICSがそのキャラクター使用権を失ったあとマンダリンのモデルとなっているという、ちょっとした裏話があります。

本編では、シャンチーは実の息子として登場し、愛情深きヒーローのような演出もありました。しかし、妻「リー」が亡くなった後は、テンリングスの力で再びダークサイドに落ちていきます。

テン・リングスとは?

ⒸMarvel Studios 2021

実は、原作ではテン・リングスという組織は存在していません。マンダリンと関わりのあった組織はザ・ハンズ。忍者みたいな暗殺者集団で、時には指輪を貸し与えて、暗躍させてきました。これがMCUではテン・リングスというテロ組織として描かれたと言われています。

テン・リングスという組織ありきで今作が描かれるのか、マンダリンの手にしている10個の指輪=テン・リングスが中心なのかで言えば、後者でフェーズ4のキーアイテムになる可能性も期待したいところです。

●指輪の力

この10個の指輪は、冷凍光線、精神操作、電撃、火炎放射、閃光、物体変形、衝撃、旋風、破壊光線、暗黒光線の力があり、かつマンダリンはこれらを改良し能力値をアップさせています。

この改良によって、戦いで痛んだ自身の体をも修復するなど、マンダリンはダークサイドのアイアンマンのようにも見えますね。

本編では、テンリングスの所有者に不死の力をもたらすことがわかっていますが、多くは謎に包まれています。

すでにMCUに登場?!登場シーンをおさらい

アイアンマン(2008):トニー・スタークを拉致し敵対者を支援

マンダリン率いるテン・リングスは、「アイアンマン」にて、スタークインダストリーズが開発した兵器ジェリコを独自で作るためにトニー・スタークを人質にとりました。この時はリーダーはラザでしたが、裏で手を引いていたのがマンダリンでした。

「アイアンマン2」では、父を亡くしたことでトニー・スタークを逆恨みするイワン・ヴァンコを支援し、偽造パスポートを手配するなど暗躍しています。この時、イワン・ヴァンコの父が、トニーの父ハワードとアークリアクターの共同開発をしていたことがわかっています。

このあたりも、本編中にテンリングスの名前をただ利用していたことがシュー・ウェンウー本人によって明かされました。

アイアンマン3(2013):電波ジャックするも真の姿は拝めず

「アイアンマン3」では、ついにマンダリン登場か?とテレビ電波ジャックで姿を見せ、テロ声明を発表しました。しかし、マンダリンは表向きの顔としての役割を果たしているだけで、実際にはアルドリッチ・キリアンが仕切っていることが明らかになり、マンダリンの正体はまたも明らかにされていませんでしたが、かなりの裏社会キャラなことだけは伝わりました。

実はこっそり、「ソー/ダークワールド」の特典映像で、本人は収監されているという“事実”が判明しているんですけどね。

その後、本物のテンリングスに捕まり、地下牢にいるところをシャンチーが発見して、共に「ター・ロー」に迎います。

アントマン(2015):アントマンに登場していた?!

さすが技術開発好きのマンダリンは、「アントマン」でも登場です。ダレン・クロスが、イエロージャケットスーツを、企業にプレゼンしている会場には、その首にテン・リングスのタトゥーを刻んだ人物がいたのです。

演じるのはスター俳優トニー・レオン

マンダリンを演じるトニー・レオンは、アジアンムービーの人気を世界的に知らしめる作品に多く出演したベテラン俳優です。ここ1年は休養しており、今作が復帰作品の1つにもなります。

香港出身で、ウォン・カーウァイ監督の映画「恋する惑星」で一躍有名になりました。その後は「インファナル・アフェア」「傷だらけの男たち」などハードボイルド系中心に活躍し、歴史大作「レッドクリフ」では周瑜を演じました。

まとめ

  • マンダリンは10個の指輪の力で世界を支配しようとする「人間」
  • アイアンマン作品でおなじみの組織テン・リングスのボスがシャン・チーとどう関わるか
  • アイアンマン亡き後の世界。フェーズ4でもアイアンマンの伏線回収に期待

マンダリンが登場することは、シャン・チーとの戦いだけでなく、フェーズ3までのアイアンマンネタの回収しました。

とはいえ、まだ10個の腕輪の能力や謎はまだ明かされていません。次作に乞うご期待。

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