【ブラック・ウィドウ】キャスト・吹き替え声優まとめ！制作陣小ネタも紹介

MCU最新作「ブラック・ウィドウ」ではシビル・ウォーの後を舞台に、ブラック・ウィドウことナターシャが自分の過去と向き合う物語が描かれます。

MCU初出キャラも多いのですが、キャスト陣が非常に豪華です。レッドガーディアンを演じるのはドラマ「ストレンジャー・シングス　未知の世界」でおなじみのデビット・ハーバー。他にもメリーナを演じるレイチェル・ワイズは「ハムナプトラ」などに出演していたので、日本でも有名ではないでしょうか。

また今作は吹き替え版も観る価値あり。メリーナ役の声優はアイアンマンのペッパー・ポッツ役を演じるグウィネス・パルトローの吹き替えも担当しており、ポッツとしてもMCU出演経験があります。

ここでは「ブラック・ウィドウ」の出演キャスト・声優がいったい誰なのか、代表作や受賞歴なども含めてご紹介します。監督など制作陣の情報や小ネタもまとめます。

「ブラック・ウィドウ」出演キャスト・吹き替え声優を一挙紹介

それでは出演キャストを紹介します。カッコ内は吹き替え声優です。

スカーレット・ヨハンソン（米倉涼子）

ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフは、ロシアのスパイ出身。S.H.I.E.L.D.のエージェントとしてアベンジャーズへ加入し、エンドゲームでの戦いの末、命を落としました。これまで多くを語られてこなかった出自について、本作では深堀されます。

演じるスカーレット・ヨハンソンは、1984年生まれのアメリカの女優・歌手。MCUといえば彼女無くしては語れないですね。8歳の時に舞台デビューして以来、英国アカデミー賞主演女優賞をはじめ数多くの受賞歴があり、幼い頃からその実力を発揮してきた女優さんです。私生活では2度の離婚を経験したり、熱愛系の報道が出たりとメディアを賑わせていたりします。大の悪戯好きとしても知られ、共演女優とは瞬間で打ち解ける社交性の高さも持ち合わせているとか。主な出演作は以下です。

• 「ロスト・イン・トランスレーション」（03）
• 「マッチポイント」(05)
• 「LUCY」(14)
• 「ジョジョ・ラビット」(19)

吹き替え声優は「アベンジャーズ」以降、MCUでは米倉涼子が担当。ドラマなどに多数主演している女優です。吹き替えはほぼ実績がないですが、これまでもナターシャを担当しているので安心して観られると思います。

フローレンス・ピュー（田村睦心）

ナターシャの妹分にあたるエレーナ・ベロワ。ナターシャと瓜二つの身体能力を持つ彼女も、レッドルーム出身のスパイとみられています。

演じるフローレンス・ピューは、イギリス出身の1996年生まれ。2014年デビューでブレイクしている新人女優です。BBCドラマ「リトル・ドラマー・ガール」で主人公を演じたことでも有名で、「ストーリー・オブ・マイライフ」ではアカデミー助演女優賞にノミネートされるなど、早くも実力派として注目を集めつつあります。主な出演作は以下です。

• 「ファイティング・ファミリー」(19)
• 「ミッドサマー」(19)
• 「ストーリー・オブ・マイライフ」(19)

吹き替え声優は田村睦心が担当。2007年にデビューし、特徴的なハスキーボイスを活かし少年役を多く演じてきた声優です。

レイチェル・ワイズ（田中敦子）

天才科学者にしてナターシャの母的存在であるメリーナ・ヴォストコフは、同じくレッドルームで養成された暗殺者。さらにナターシャも知らないとある研究に携わっているとされています。

演じるレイチェル・ワイズは、1970年生まれのイギリス出身女優。「ハムナプトラ」への出演で広く認知されるようになったレイチェルですが、その後もアカデミー賞やゴールデングローブ賞の助演女優賞を受賞するなど実力派女優としての地位を築き上げています。映画「ドリームワイズ」での共演をきっかけに、007の6代目ジェームス・ボンドを演じるダニエル・クレイグと結婚しています。主な出演作は以下です。

• 「ハムナプトラ」シリーズ
• 「ナイロビの蜂」(05)
• 「愛情は深い海の如く」(11)
• 「女王陛下のお気に入り」(18)

吹き替え声優は田中敦子が担当。洋画の吹き替えではニコール・キッドマンをはじめ、有名女優を担当しています。豊富な声優経験だけでなく、2020年には声優アワード外国映画・ドラマ賞を受賞するなど、自他共に認める実力派といえます。「名探偵コナン」の世良役、「攻殻機動隊」の草薙素子役など、アニメでも有名キャラを多く演じています。

デヴィッド・ハーバー（大塚明夫）

ナターシャの父的存在であるアレクセイ・ショスターヴォフは、ロシア版キャプテン・アメリカとも言われる「レッドガーディアン」というぽっちゃりヒーローです。キャップへの対抗心を燃やしています。

演じるデヴィッド・ハーバーは1975年生まれ、アメリカの俳優です。舞台でトニー賞にノミネートされた経験があります。「ヘルボーイ」では個性的な主役を演じて話題になりましたが、今作でもその特徴的な見た目や演技力を活かせそうですね。私生活では「ファンタスティック・ビースト」クイニー役のアリソン・スドルとの熱愛報道がされています。主な出演作品は以下です。

• 「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(16-)
• 「エンド・オブ・ウォッチ」(12)
• 「ヘルボーイ」(19)

吹き替え声優は大塚明夫が担当。独特な低い声が印象的で、声優だけでなくナレーターや俳優としても活躍しています。洋画の吹き替えも数多く担当しており、スティーブン・セガールシリーズで有名。フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンの声もよく吹き替えています。

O・T・ファグベンル（関智一）

ブラック・ウィドウの過去を知る人物として登場するリック・メイソンは、調達屋として逃亡中のブラックウィドウを支えています。なんとナターシャとは冗談を言い合うほどの信頼関係を築いていますが、実は今回のヴィラン・タスクマスターの正体だとされています。タスクマスターはレッドルームの教官でコピー能力を駆使して戦うヴィランです。

演じるのはO・T・ファグベンル。1980年生まれのイギリスの俳優で、監督や作家の経験もあります。日本ではあまり馴染みのない方ですが、映画だけでなくテレビドラマにも出演しており、エミー賞を受賞するなど注目度が高まってきている俳優さんです。主な出演ドラマは以下です。

• 「ハンドメイズ・テイル／侍女の物語」（17-)
• 「インターセプター」(15)

吹き替え声優は関智一が担当。出演作は現「ドラえもん」のスネ夫役。MCUでは「アントマン＆ワスプ」のソニー・バーチ役の吹き替えを担当した経験があります。かなり経験も豊富な実力派なので、安心して観られますね。

ウィリアム・ハート（菅生隆之）

演じるのは引き続きウィリアム・ハートです。1950年生まれのアメリカの俳優で、アカデミー主演男優賞やカンヌ国際映画祭男優賞を受賞した経験もあります。私生活では何度か事実婚・結婚・離婚を繰り返している恋多き方としても有名です。主な出演作は以下です。

• 「蜘蛛女のキス」(85)
• 「ブロードキャスト・ニュース」(87)
• 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(05)

吹き替え声優も菅生隆之が続投します。洋画の吹き替え担当を多数持っており、ウィリアム・ハートもその1人。他にはトミー・リー・ジョーンズやジャン・レノなどの吹き替えも担当しています。俳優としても活躍しています。

制作陣に関する小ネタ

監督はオーストラリア出身の女性脚本家/映画監督であるケイト・ショートランドが担当しています。2004年の長編映画監督デビュー作から、カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映されるなど注目を集めていました。脚本もつとめた「さよなら、アドルフ」ではロカルノ国際映画祭グランプリを獲得しています。主な代表作は以下です。

• 「15歳のダイアリー」(04)
• 「さよなら、アドルフ」(12)
• 「ベルリン・シンドローム」(17)

ちなみに今作の脚本は担当しておらず、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の脚本家エリック・ピアソンが担当しています。

過去に声優の変更があった

ナターシャの声といえば米倉涼子が担当しているイメージがありますが、実は初登場時は違いました。初登場したのは「アイアンマン2」で、この時は、佐古真弓（劇場公開版）と冬馬由美（テレビ朝日版）がそれぞれ吹き替えを担当しています。

音楽はローン・バルフェへ担当変更された

本作の音楽はもともと、「ブランド・ブダペスト・ホテル」や「シェイプ・オブ・ウォーター」の音楽を担当していたアレクサンドル・デスプラが担当すると報じられていました。

しかし4月頃から、ローン・バルフェが担当することになったと報じられました。バルフェはアクションからシリアスまで幅広いジャンルの映画だけでなく、アニメやゲームの音楽も多数制作しています。主な過去作には「ミッション：インポッシブル」「パシフィック・リム」などがあります。

「ブラック・ウィドウ」公開が待ちきれない！

映画「ブラック・ウィドウ」は2020年11月6日（金）に日米同時公開です。

ブラック・ウィドウの秘められた過去に見えてくるものとは？エンドゲームで衝撃的な最期を迎えたナターシャは今後どうなっていくのか？MCUフェイズ4の今後の展開を楽しむためにも必見です。