【ブリー・ラーソン】初のMCU映画単独ヒロインはどんな女優?過去作品でおさらい

MCUシリーズでは、初の女性”ヒーロー”単独主演となる作品「キャプテン・マーベル」がついに映画化となります。その栄えあるヒーロー?ヒロイン?のキャプテン・マーベル/キャロル・ダンバースを演じるのは、ブリー・ラーソンです。

ブリー・ラーソンと言えば、アカデミー賞女優ですね。2015年の映画「ルーム」で第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞したことで知られています。その前からも女優としてのキャリアは実は長く、そしてかなりの実力派として知られていました。

そんな彼女が、今回ついにMCUシリーズに登場です。「アベンジャーズ」誕生につながる鍵となるキャプテン・マーベル役を満喫するために、過去、どんな作品に出演してきたのかを振り返ってブリー・ラーソン「予習」をしていきましょう。

女優ブリー・ラーソンって?

ブリー・ラーソンは1989年10月1日、カリフォルニア州サクラメント生まれです。

彼女は、サンフランシスコにある有名な演劇学校ACT(アメリカン・コンサバトリー・シアター出身です。ACTが輩出した俳優で代表的と言われるのはデンゼル・ワシントンです。ブリー・ラーソンがACTで勉強を始めたのはなんと6歳!同校では史上最年少の生徒でした。演技歴もかなり長い、若くしての”ベテランさん”なんです。中学校卒業前の2003年には、ディズニーチャンネルで人気のテレビ映画「レーシング・エンジェルズ」出演しています。

ブリー・ラーソンの出演作でキャリア序盤2000年代の作品は、コメディが多いのが特徴かもしれません。「ダメ男がモテる本当の理由」(2009)、「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」(2010)など、邦題もいかにも脱力系な笑いが期待できる作品に出演しています(そして観ると、実際に脱力します)。その後も「ベン・スティラー 人生は最悪だ!」(2011)や、アクションコメディ「21ジャンプストリート」(2012)と、コメディを軸にその演技力を発揮します。ドラマも然りです。

と、ここまでが序章になります。その後、ブリー・ラーソンは映画「ルーム」を経てスターへの階段を一気に駆け上っていくわけで、私たちもじっくりその姿を堪能できる作品が続きます。ここからは、いくつかの出演作品の中からのオススメを、製作年の順にご紹介していきます。(シンガーソングライターとしての活動もあるのですが、今回は割愛しましすね)

 

この演技力を見よ!2013年「ショート・ターム」で賞賛の声続出

「ショート・ターム」は、外的内的に問題を抱える10代少年少女たちのためのグループ・ホームが舞台となっている、ヒューマンストーリーでした。ブリー・ラーソンはそのホームのケア・マネージャー、グレイス役で主演しました。

ストーリーは、自身も父親が刑務所にいるという心の傷を持ちながら、虐待などの親子関係に悩む少年少女たちと接するグレイスが、その中で18歳になることで自宅に帰らねばならないマーカスと、父親に性的虐待を受け新しく入所してくるジェイデンとのふれあいを軸とし、自身も将来への道を静かに開いていくというものです。

コメディ作品経験が多いと、オーバーアクションの印象を持たれがちですが、それらでも、その演技はいたって笑いを生み出すために必要最小限かつ、笑いを最大限に引き出すと評価されてきていたブリー・ラーソン。そのため、この作品で見せた「人間らしく」「そっと寄り添う姿」は、人間らしくかつ、人を自然と動かしていく原動力になると感じさせています。実はこれ、私見ですけど涙止まりません。そして、多くの批評家から賞賛の声を受け、ゴッサム賞など数々の映画賞も受賞しています。

 

そして2015年「ルーム」。衝撃作でアカデミー主演女優賞!

「ルーム」は、人気者だった高校時代に誘拐・監禁されてしまった女の子が、監禁生活の中で出産した息子とともに脱出を試みる、という設定がかなりハードな作品です。ブリー・ラーソンはその監禁されちゃったジョイ・ニューサム役です。実際の事件(フリッツル事件)を基にした小説が原作です。

この作品は、観ている方も多いでしょうから、あらすじは軽く。誘拐・監禁の犯人の子供を身篭らされ、せまい小屋のような一室での監禁生活は親子2人。ある日、隙を見て息子ジャックが逃げ出すことに成功します。ジャックは初めて見る外の世界に興奮します。助け出されたジョイが直面する、本当は暖かく迎えてくれるはずだった世間の目、そして家族との間の関係の変質に不安定になっていき…。気丈な5歳のジャックが健気に、揺れ動くママのジョイを支えながら、親子の絆を深めていく姿に、劇場は嗚咽もれまくりでした。

難易度の高い役を演じきったブリー・ラーソンの評価が、もともと認められていたその実力と相まって高まったのは言うまでもありません。あ、設定がハードだしと腰が引けている方に、救いの一言を。この作品の主役は親子2人で、息子ジャック役のジェイコブ・トレンブレイくんがむちゃくちゃかわいいんです。内容はハードですが、ビジュアルは癒し要素あります。

 

ギャング映画もお手の物。2017年「フリー・ファイヤー」

「フリー・ファイヤー」は、かなりのハチャメチャ感がある”悪ノリ”クライムサスペンスコメディ作品(カテゴリー横断しすぎですね)です。ギャング達の銃撃戦が90分続きまくるという、ワンシチュエーションもの。この作品でブリー・ラーソンはギャングの1人、ジャスティン役です。

ストーリーは、銃の取引からなぜか銃撃になっちゃうという「ギャング大乱闘」この一言に尽きます。5対5といっても、みんな私利私欲にまみれて、途中で誰が敵か味方かなんて、ぜーんぜん!わからなくなります。誰かが撃った銃弾をきっかけに、意外な展開になって、ターゲットが変わっていく、テンポと会話の小気味良さは秀逸です。焼け焦げになった人の横で、電話が鳴った!と思ったら「ひき肉1年分当選の連絡」だった、なんてブラックすぎますよね。

ブリー・ラーソン演じるジャスティンは怪我だらけだけど、最後の最後までいますから、ご安心を。でもそのあとは…!?1970年代の”ださ”カッコよさも抜群のこの作品は、”トチ狂ってるけどハマる”映画に送られるトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門の観客賞を受賞しています。ちなみに配役の中には「ブラックパンサー党」なんていう名前もあり「おおっ?MCUとご縁あります?」なんて思ったりも。

 

ついに大作デビュー。2017年「キングコング:髑髏島の巨神」

「キングコング:髑髏島の巨神」は、ブリー・ラーソンが「ルーム」でアカデミー賞受賞後に出演した超大作です。キングコング作品は過去も多く上映されており、この作品は8作目。ブリー・ラーソンは、戦場カメラマンのメイソン・ウィーバー役を演じました。タンクトップでスタイル抜群の姿が印象的です。

ストーリーは1970年代、未知の生物がいるとされる島スカルアイランド(髑髏島)に捕獲調査として乗り込んだ部隊と、そこに便乗した戦場カメラマンが、ジュラシックパークさながらの巨大生物たちに翻弄されていくというもの。えらいザックリだな!って感じですが、でも怪獣映画なんです、これ。超でっかい水牛とか出てきたり、そのスケールを楽しめれば十分ですよ。

ブリー・ラーソンは後日、この作品で、初めてだったCG対象との演技の苦労を語っています。撮影場所はリアルでも、さすがにキング・コングたちは無理ですもんね。出演作品で経験を重ねながら、ブリー・ラーソンの演技の幅が広がっていることが実感できます。

 

まとめ:抜群の演技力を誇るラーソンの、キャプテン・マーベルへの期待度は?

ブリー・ラーソンの過去作品をいくつか振り返ってみました。

かなりタフな女性の役柄も多く、演技力にも定評のある彼女は、一度キャプテン・マーベルのオファーを躊躇したとも言われています。ですが、ここ数年の出演作品を観ていると、キャプテン・マーベルは演じるべき作品として用意されていたかのようですね。ややクラシックな時代背景作品との馴染み具合も、期待するには十分なです。

MCUシリーズ関連でいえば、「ヴェノム」監督のルーベン・フライシャーたちと共同で映画監督を務めるなど、映画製作への造詣も深いブリー・ラーソン。彼女の参加によって、ますますMCUシリーズが見応え充実してきそうです。

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