【ハワード・ザ・ダック】マーベル映画の先駆け作品!あらすじネタバレご紹介!

ハワード・ザ・ダックってどんな作品ですか、、?

ハワード・ザ・ダックとは、

  • 1986年で公開された映画
  • ジョージ・ルーカス作品
  • GtoGにカメオ出演している

映画「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」は、1986年に公開されたマーベルコミック原作映画です。主役のハワードは、水鳥(ダック)ですが、知性を持つ別次元の惑星に住む生命体で、トラブルに見舞われて地球にやってくるという騒動を描いた作品です。

ジョージ・ルーカスの製作総指揮とあり、映画エンタメ性の強い今作は、原作踏襲感はかなり薄いですが、マーベル映画の先駆け。そんな作品をあらすじからキャストまでご紹介していきます。

あらすじ

人間界にやってきたハワードとビバリーの出会い

ダックの世界は、人間と同じようにダックが生活しています。そこに住むハワードは、謎の地震に見舞われ、ソファに座ったまま異次元に引っ張られて姿を消してしまうことになります。

ハワードが降り立った場所は地球でした。人間の姿に驚くが、人間もハワードを見て驚きます。そんなことが続き、ハワードはドラム缶の中ですっかり疲れ果ててしまいます。

そんな中、シンガーのビバリーが、男に襲われているところに遭遇し、ハワードは得意の拳法で救出することに成功します。ビバリーの自宅に匿ってもらうことになるのです。

地球での事故が原因?惑星に戻るチャンスを発見

ビバリーとハワードは、ビバリーの知人フィルに、ハワードがダックの世界に戻る方法がないか相談に行きます。しかし、あまりに興奮しまくる彼の様子と、科学者の助手というレベルに落胆するハワードは、姿をみて驚く人間たちにも嫌気がさし、ビバリーと喧嘩をして離れてしまいます。

一人で生計を立てることを考えたハワードは職安に行きます。ハワードの姿をふざけた特殊メイクだと勘違いされ、ラブホテルの仕事を得ますが、長く続くことはなく、ビバリーとも離れてしまったため行き場もなくしてしまいます。

ハワードは結局、ビバリーの歌うライブハウスに足を向けるしかありませんでした。しかしそこで、マネジャーがビバリーのギャラの横領をしようとすることを聞きつけマネジャーと喧嘩を始め、追い出します。人間臭い正義感を持つハワードにビバリーは心を開き、2人はまた一緒に暮らすようになります。

ハワードに関心を持っていたフィルは、ジェニング博士を紹介します。ジェニング博士はレーザ・スペクトラ・スコープの実験中に事故を起こしていました。そして、その日に偶然ハワードが地球に来ていました。つまり、その事故で発せられたレーザーがハワードの住む星を直撃したたために、ハワードが地球に引っ張られたのでは?との仮説を語り、その逆を起こせば良いのでは?と語ります。

ジェニング博士が暗黒魔王に!悪魔が地球にやってくる

元の惑星に戻る方法がわかり、地球の軌道が変わってしまう前に研究所に向かうハワード。しかし、そのスコープ自体が爆発してしまい、ジェニング博士がそれによって消えてしまいました。爆発事故は、警察許可がない実験だと見なされハワードは警察に追われることになります。

消えたはずのジェニング博士は戻ってきましたが、様子が違っていました。事故によるエネルギーを浴びてしまい、暗黒魔王になってしまったのです。そして他の悪魔を呼び寄せるために、スコープを利用しようとしていました。

しかし、悪魔たちを呼び寄せるには、乗り移る体が必要なため、ビバリーが利用されてしまいます。ハワードはスコープを破壊させる装置を見つけ、暗黒魔王と戦い大爆発を起こさせます。爆発によって暗黒魔王はジェニング博士の体から消えて行きました。

地球を救うか、元の世界に戻るか?究極の選択に迫られるハワード

暗黒魔王のエネルギーはまだ残っており、本当の姿になって現れます。そして、スコープを発動させようとします。残された時間は4分。ハワードは、装置を使って暗黒魔王を消すことに成功します。

しかし、他の魔王が地球にやってくる可能性はまだ残っており、1分後に召喚されるというピンチに。スコープを破壊すれば危機は回避できますが、スコープがなければハワードは自分の惑星に戻れなくなってしまうことになります。ジェニング博士とフィルはハワードにスコープの破壊を指示しますが、ビバリーはハワードのことを思い、それを止めようとします。

ハワードは決意し「さよなら」と自身の世界に別れを告げ、スコープを破壊することにしました。無事にスコープは消え、魔王の姿は地球に現れることはなくなりました。

ハワードはそのまま地球に残ることになりました。心を通わせたビバリーのマネジャーとなって、生活を共にすることになりました。

主要キャラ

ハワード・T・ダック(エド・ゲイルチップ・ジーン)

普通の生活を送っていたダック。ある日人間界に送り込まれて、そこで様々なトラブルと遭遇することになってしまいます。スーパーパワーはないが、人間臭さや正義感満載です。

ビバリー(リー・トンプソン)

歌手「チェリー・ボム」として、小さな店でライブ活動をしています。極悪なマネージャーがおり、給料も支払われていない状態。自分を救ってくれたハワードのことを、憎からず思うようになっていきます。

ジェニング博士(ジェフリー・ジョーンズ)

宇宙物理学者。実験中にハワードを地球に呼び寄せてしまい、また自分もエネルギーを浴びて魔王に変貌してしまいます。

フィル(ティム・ロビンス)

科学者で、ビバリーの友達の彼氏。ハワードを見て知的好奇心をくすぐられ、大興奮する様子が若干狂気的です。

小ネタ

原作登場は1973年。結構渋いキャラ

ハワード・ザ・ダックの原作初登場は1973年ホラーコミックの「Adventure into Fear #19」で、脇役としての登場でした。ダックが文明を築いているダックワールドに住んでいて、スーパーパワーはなくても、知性もあり、クワックフーという拳法の使い手で銃火器もお手の物です。身体サイズは子供ですが、中身は大人です。

マーベルで同じ動物キャラだと、ロケット・ラクーンが挙がりますね。でも、ロケットは元人間なので出自が異なります。

2011年には、ナイトホーク、シーハルク、フランケンシュタインとともに「フィアサム・フォー」というチームを結成していました。

「エンドゲーム」でのカメオ出演も

ハワード・ザ・ダックは、もともとGotGに属するキャラです。なので、GotGの2作品にはカメオ出演しています。「GotG」ではコレクターの収集物の1つとして陳列され、終盤では軽口を叩いて逃げ出している様子が描かれ、。「GotGリミックス」では、ラベジャーズの滞在している惑星コントラクシアの酒場で女性と酒を飲んでいました。

また、サノスの指パッチンで消えた組だったらしく、「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではサノスとの最終決戦で、指パッチン組が復活した場面にもその姿を見せているんです。

かねてよりリメイクの噂も

ハワード・ザ・ダックは、今作のヒロインであるリー・トンプソンが、マーベルにリメイク企画を提案するとの話題もありました。しかし、その後話は頓挫していますが、カメオ出演していることからも、その存在は原作ファンの心をくすぐるには十分なので、可能性はまだありそうですね。

とはいえ、主演はあるのかどうか?はまだまだわかりません。GotGに合流するのか?という憶測は、随分前から噂として出回っています。

まとめ

  • マーベルコミック映画の先駆けはSFの御大ジョージ・ルーカス製
  • GotG所属の知的生命体はロケット・ラクーンばりの活躍?
  • MCUではカメオ出演も。リメイクの噂もある

いかがでしたか?マーベル映画の先駆け作品は、かなりコメディ感も強かったですが、宇宙の別空間やエネルギーに引き寄せられるなど、設定はマーベルらしさも見えています。懐かしめの映像ですが、ゆるーく見るにはピッタリかもしれません。

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