ジャービスは、アイアンマンの相棒として有名な人気キャラクターです。「映画のジャービスについて詳しく知りたい!」「原作ではどんなキャラクターなの?」「ヴィジョンとはどういう関係なの?」など、彼について知りたい方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、ジャービスというキャラクターについて、徹底的に解説します!
ジャービスとはどんなキャラクター?
ジャービスとは、アイアンマンことトニー・スタークが開発した人工知能(AI)です。初登場は『アイアンマン』で、パワードスーツと同時に生み出されました。戦闘をサポートしたり、私生活では家事やセキュリティを担当したり、よき話し相手になったりと、頼れる相棒としてトニーを支えます。
ジャービスは、「J.A.R.V.I.S」が正式名称。これは「Just a Rather Very Intelligent System」の頭文字をとったもので、日本語にすれば「ただの超優秀なかしこいシステム」という意味です。まさに、天才科学者であるトニー・スタークらしい名付け方ですね。
声優は、イギリス人俳優のポール・ベタニー。舞台俳優を経て映画デビューしました。『ROCK YOU!』や『ビューティフル・マインド』、『ダ・ヴィンチ・コード』など、数々の話題作に出演しています。
原作でのジャービス
実は、原作コミックでは、ジャービスは普通の人間の男性でした。その名は「エドウィン・ジャービス」。トニーの父・ハワードの代からスターク家に仕える執事であり、トニーの家庭教師かつ親友です。アベンジャーズが結成されたあとは、「アベンジャーズ・マンション」というアベンジャーズの本部兼住居の執事を務めています。かつてはナチスと戦うために空軍に所属していた経歴を持ち、料理の腕前もプロ並みという、まさにスーパー執事です。
なお、エドウィン・ジャービスは、マーベルのドラマ『エージェント・カーター』に登場しています。俳優はジェームズ・ダーシー。原作どおりスターク家の執事であり、主人のハワードを救うために奔走します。
ジャービスとヴィジョンの関係は?
『アベンジャーズ2』において、ジャービスはヴィジョンというヒーローに生まれ変わります。これには、インフィニティ・ストーンのパワーが大きく関わっています。
『アベンジャーズ』で敵だったロキの持つ杖には、インフィニティ・ストーンのひとつ「マインド・ストーン」が埋め込まれていました。トニー・スタークは、この石を使って人工知能ウルトロンを生み出します。ところが、ウルトロンは暴走を始め、止めようとしたジャービスを破壊してしまうのです。その後、ウルトロンは人類の滅亡に向けて、マインド・ストーンのパワーを利用して人工肉体を作り、そこに自分をアップロードしようと企みます。
しかし、実はジャービスは生き延びていました。トニー・スタークとブルース・バナーは、ウルトロンに対抗すべく、奪った人工肉体にジャービスをアップロードします。その結果生まれたのが、最強の人造ヒーロー「ヴィジョン」でした。
ヴィジョンの額にはマインド・ストーンが埋め込まれており、これによって、さまざまな超人パワーを使うことができます。人間らしさを得ていく中で、彼はアベンジャーズの一人であるワンダと心を通わせていきます。なお、ヴィジョンを演じているのは、ジャービスの声を当てていたポール・ベタニーです。
原作でのヴィジョンは、ウルトロンがアベンジャーズと戦うために作った人造人間という設定です。「ワンダーマン」というヒーローの意識が元になっており、最後には人としての記憶を取り戻して、アベンジャーズと共にウルトロンを撃退しました。彼は、のちにスカーレットウィッチと結婚し、子どもにも恵まれています。
ヴィジョンについて詳しく知りたい方は「【アベンジャーズ】ヴィジョンについて徹底解説!謎めいた能力の秘密は?」をご覧ください。
フライデーやカレンなど、他のAIたちとの関係は?
ジャービスに代わって新しく開発されたのが「フライデー(F.R.I.D.A.Y)」です。若い女性の声で喋り、アイアンマンをサポートします。フライデーは、ジャービスの機能をさらにアップグレードした人工知能であり、敵の能力を分析したり、データベースにハッキングをしたりすることもできます。声は、アイルランド女優のケリー・コンドンが演じています。
『スパイダーマン:ホームカミング』をご覧になった方は、スパイダーマンのスーツに搭載された人工知能「カレン」を覚えていらっしゃるでしょうか。彼女も、優秀なサポートAIとして、スパイダーマンの戦闘を補助します。カレンの声を当てているのは、女優ジェニファー・コネリー。実は、彼女は、ジャービスの声を当てていたポール・ベタニーの奥さんなんです。夫婦そろってAI役で、共にヒーローのサポートをするキャスティングが面白いですね。
まとめ:ジャービスは魅力あふれる高性能人工知能!
アイアンマンの相棒であるジャービスについて、改めてまとめます。
- 映画では、優秀なAIとしてトニー・スタークの仕事も生活もサポート。俳優はポール・ベタニー。
- 原作では人間の男性だった。ハワード・スタークの代から支えてきた優秀な執事。
- ヴィジョンは、ジャービスの生まれ変わりといえる存在。
- ジャービスの機能は、新AIのフライデーに受け継がれた。また、似た存在としてAIのカレンがおり、彼女はスパイダーマンのサポートを務めている。
裏でヒーローの活躍を支え続けた彼は、アイアンマンにとってもアベンジャーズにとっても、かけがえのない存在なのです。
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