「ワンダヴィジョン」はMCUシリーズのフェーズ4で展開されるクロスオーバーラインナップ中のドラマ作品の1つです。2021年に全米配信予定ということがわかっています。
サノスとの戦いで命を失ったヴィジョンと、その恋人であるワンダの2人が描かれるとのことなのですが、MCU初のシットコムと言われていたり、ドラマなのに細切れで見る合計6時間の映画のようであると言われていたり、なかなか驚きやインパクトのありそうな作品です。
ここでは夏のコミコンやEXPOで発表された情報や、随時解禁されていくネタを元に、どのような作品となりそうかを解説していきます。
あらすじは1950年代…でもそれってリアル?ワンダの現実改変能力?
EXPOで公開された、作品のコンセプトを伝えるアートポスターは、実に謎めいていました。ソファに座るのは平和そうに見える2人ですが、いかにもクラシック。そして、背後に映る2人の影は、1つはビジョンらしいのですが、もう1つは頭にツノでも生やしたかのような姿でした。
この影は、ソファに座る2人の本来の姿を表していると思われます。もともとワンダは原作では真っ赤な兜を被っているのです。原作では父親であるマグニートー同様に兜を被っているというわけですね。
どうやらこの時代設定は、本来の時間軸ではないと推測されており、前後して公開されるドクター・ストレンジ2で展開される、多面的な次元を行き来するマルチバースの世界観とも繋がっているようです。また、ワンダは現実を変えることもできる=現実改変能力も持っています。ドクター・ストレンジの力とワンダの力を持ってすれば、この奇妙な設定もむしろ驚きがないくらいなのかもしれないのです。
ワンダの能力は赤い光とともに発動
上でもお伝えした通り、ワンダには過去アベンジャーズ作品などでも片鱗を発揮していた「現実改変能力」があり、また他にもテレキネシスなど、その能力の幅が広いし、パワーも強大です。そして、それが発露していることが示されているのは、ソファの前にあるテレビです。
テレビから赤い光が発せられており、これはワンダが能力を発揮している時にだす赤い光と同様です。原作では、現実を全く別物に変えてしまう“現実改変”でヒーローたちを困惑させてきたワンダが、ついにMCUシリーズでも本領発揮となることを象徴しているものと見られています。
MCU版のシットコム?ってなに?
ちなみに、今作のストーリーについて、製作陣のコメントには「シットコム」という言葉が、ちらほら聞かれています。シットコムとは、ご存知の方も多いかもですが、アメリカンホームドラマでよくある演出で、観客の笑いや拍手込みでドラマが描かれていくというものです。日本のコント的なコメディドラマなどでも、見ることがありますよね。
MCUでシットコム?という意外性もありつつ、「理想的な郊外生活を送っていたワンダとヴィジョンが、何かがおかしいと思い始める」というストーリーとのこと。「アメリカン・シットコムとマーベルのアクション映画が融合したような」作風になっていると言われています。みなさん、想像できます?ちょっとまだまだ具体的なイメージは、難しいかもしれませんね。
気になるキャストは?
主役となるワンダとビジョンは当然続投
MCU作品ではおなじみの2人が当然登場します。「エイジ・オブ・ウルトロン」で出会った2人は、心を通わせ恋人同士となりました。しかし、サノス襲来によってヴィジョンは額のマインドストーンを奪われ命を落とし、ワンダと離れ離れになってしまいました。
エンドゲーム後だとすれば、ヴィジョンは一体どうなるのか?という疑問が湧きますね。一部ではタイトルの「ヴィジョン」は、実はヴィジョンでなく、「ワンダのヴィジョン=幻影」なのでは?という、ヴィジョン自体は幻なのでは?という悲しい予測の声もあります。いや、それはできれば回避して欲しいところですけど。
2人が存在するためには、前述したマルチバースが関連してくるのでは?と思われます。それによって、2人が幻でなくリアルに一緒にいて欲しいところです。
監督はマット・シャクマン
監督はドラマ「ザ・ファーゴ」「ゲーム・オブ・スローンズ」「ザ・ボーイズ」のエピソード監督を務めた経験を持つマット・シャクマンです。元は子役の経験もあり、ドラマの世界も長い経験を持っています。映画もいくつか指揮をとっていますが、ドラマの演出力に定評があります。
話題となったのは特に、世界を席巻する人気を誇った大作「ゲーム・オブ・スローンズ」。シーズン7のエピソード「戦利品」は、シリーズ最高の視聴人数を記録しており、その演出と監督の手腕に、今作も期待がかかっています。
大人になったモニカ・ランボーが登場
モニカ・ランボーは「キャプテン・マーベル」に登場した”おチビ中尉”で、キャプテン・マーベルであるキャロル・ダンヴァースの親友マリア・ランボーの娘です。そしてキャロルが、キャプテン・マーベルとして目覚める後押しとなった存在でもあり、正義感も強くヒーローに憧れを持った少女でした。
モニカは、原作では警察官から事故にあったことでパワーを得たことによって、2代目キャプテン・マーベルとなっています。今作ではセヨナ・パリスが演じるとされ、大人になったモニカとして登場すると言われています。となると、原作通りヒーローとしてワンダ達に関わってくるのか?との見立てがあります。
FBI捜査官ジミー・ウーは?
ジミー・ウーは、「アントマン」で登場したFBI捜査官です。
スコットたちを監視するFBI捜査官のチームリーダーで、生真面目なところを、スコットの娘ジャネットにあしらわれる場面もありました。今回は、どんな登場になるのか?はまだわかっていません。
ダーシー・ルイス
「マイティ・ソー」で登場したジェーンの親友ダーシー・ルイスが登場すると言われています。無敵のソーを、運転していたバンでサクッとひいちゃった天然キャラの彼女は、ソーが無事にアスガルドに戻るのを見届けた後にも天文観測をジェーン達と続けていました。
ムジョルニアをうまく言えなくて「ムニョムニョ」と言っていたのが可愛かったですね。でも今回はムジョルニア出ないので、それは聞けないのかなぁ、残念。
お節介な隣人役?を演じるのはキャリスリン・ハーン
どんな役回りになるのかは「お節介な隣人役」という情報しかないのですが、シャラマン監督のどんでん返しスリラー「ヴィジット」出演のキャスリン・ハーンがMCUデビューします。彼女は、謎の祖父母の家に向かう姉弟のお母さん役でした。
しかし一体、どこの、誰の隣人なんでしょうか?まさかヴィランとかじゃないですよねえ…。
まとめ
- 死んだはずのヴィジョンと、ワンダがどう関わる?
- ワンダの本領発揮が見られる?現実改変能力発動か
- ドクター・ストレンジ作品と関わる、ストーリーの鍵はまだ謎
いかがでしたか?ワンダとヴィジョンを取り巻く、どんなストーリーが展開されるのか期待です。前後して公開となるドクター・ストレンジ作品との絡みにも注目ですが、それだけでなく、MCUシリーズの多くの作品から、いろんなキャストがスピンオフ的に登場してくることもあり、多くの話題も盛り込まれそうな予測もできます。まだまだ想像もつかない、壮大なドラマとなりそうですよ。
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