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映画「マイティ・ソー」を徹底解説!ネタバレ・MCU作品における伏線もまとめます!

 

映画「マイティ・ソー」は、2011年に公開された、ソーの名前を冠するシリーズの先頭作品になります。また、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品においては4作目にあたります。直前の作品は「アイアンマン2」、直後は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」です。ソーは、後にアベンジャーズとなる者の中で、アイアンマン、ハルクに次いで3番目に登場したことになります。

本作品は、ソーの登場はもちろん、物語の世界観において重要になる神の国「アスガルド」やMCU作品を通して何かと問題行動を起こすロキが登場するなど、MCU作品を観る上で欠かせない重要作になっています。

この記事では「マイティ・ソー」のあらすじから登場人物、MCU作品への伏線・ネタバレを徹底的に解説します。この記事を読めば、映画「マイティ・ソー」について完璧におさらいできます。

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映画「マイティ・ソー」のあらすじを丁寧に解説!

では、映画を細分化しながら、あらすじを丁寧に見ていきましょう。他のMCU作品や今後の展開に関わりのある部分は特に注意深く解説していきます。

西暦965年、地球を襲った氷の巨人をアスガルド軍が制し、休戦状態に

大昔にラウフェイ率いる氷の巨人が地球を襲った際、オーディン率いるアスガルドが阻止し、休戦協定が結びます。オーディンの右目が潰れているのは、このラウフェイとの戦いが原因のようです。世界を守る主神オーディンに、治らぬ傷を与えるとは氷の巨人おそるべしです。この戦いは地球では神話として受け継がれています。

戦いの末、氷の巨人の力の源である「箱」は、アスガルドへと回収されます。この「箱」にはインフィニティストーンの1つであるテッセラクトが入っていたようです。テッセラクトは、ラウフェイが作り出したものでした。パンフレット等によると、その後オーディンは地球に中身のテッセラクトだけ置き忘れてしまうようです。

喧嘩っ早い未熟さのせいで、王位継承を目前に地球へ追放されるソー

時は過ぎ、現代に至ります。オーディンの子・ソーの戴冠式が執り行われますが、その最中、氷の巨人が「箱」を取り返しにアスガルドへ侵入します。デストロイヤーの働きで「箱」は守られましたが、喧嘩っ早いソーは侵入を口実に、独断で氷の巨人の国・ヨトゥンヘイムを攻めます。

オーディンの介入でひとまず戦争は免れたものの、未熟なソーの行動を憂いたオーディンは、ソーを地球へと追放してしまいます。自分の意見をオーディンに咎められただけでちゃぶ台を返してしまったり、仲間が傷つき劣勢になっても撤退の判断を下せなかったりと、ソーの未熟さがありありと表現されています。

一方ロキは、ソーを煽ててヨトゥンヘイム侵攻を後押ししていたり、最初からソーを掌の上で踊らせている感が満載です。また、氷の巨人を触ってもロキが凍らなかったことが、後々回収されるロキの出自の伏線ともなっています。

余談ですが、オーディンがヨトゥンヘイムへ降り立った時のシルエットは最高にカッコイイです。

ソーとジェーンの衝撃的な出会い

地球では、天文物理学者のジェーンが、謎のオーロラ現象を調べていました。そこへ、ソーがアスガルドから追放された激しい雷が落ちます。突如現れたソーをジェーンが車で轢いてしまうという、衝撃の出会いを果たします。この時、ソーは「人間の体は消耗が早い」と述べており、オーディンによって人間化されていることがわかります。

一方、ソーの武器・ムジョルニアも地球へと落ちていました。誰も持ち上げられないムジョルニア付近は、一種の観光地となっていました。確かにムジョルニアが目の前にあったら、一度は持ち上げてみたいものですね。

自らがラウフェイの子だという衝撃の事実を知ったロキ

その頃、ロキはオーディンによって、自らがラウフェイの息子で、西暦965年の戦いの後に連れ去られたことを知ります。オーディンはロキを平和の象徴にしようと連れてきたと伝えますが、ロキは自身を利用しようとしたのだろうとオーディンを責めたてます。

ソーに対する劣等感を持ち続けていたロキも、かなり拗らせていて、人を信用することができなくなっている様子です。パワー不足で倒れたオーディンに変わり、ロキは勝手に王として君臨します。

本作品ではS.H.I.E.L.D.やアベンジャーズのメンバーも登場

ムジョルニアを取り戻そうとするソーと別れたジェーンの前には、S.H.I.E.L.D.のコールソンが現れ、研究データを全て回収されてしまいます。コールソンは、MCU作品の3作目にあたる「アイアンマン2」のエンディングで、地球に落ちたムジョルニアを発見しますが、そのシーンは本作品に繋がります。ムジョルニアも、S.H.I.E.L.D.により厳重包囲されます。

セルヴィグ博士が「知り合いのγ線研究者の元にもS.H.I.E.L.D.が現れた」と述べますが、これはおそらくハルクことブルース・バナーのことでしょう。ここでも、ハルクの世界とソーの世界が繋がっていることがわかります。

盗まれたデータとムジョルニアを取り戻すため、ジェーンとソーと協力し、S.H.I.E.L.D.の包囲網に潜入します。この時、アベンジャーズチームの1人・ホークアイもS.H.I.E.L.D.の一員として登場します。ムジョルニアまでたどり着いたソーでしたが、ムジョルニアを持ち上げることはできませんでした。絶望したソーは放心状態となり、S.H.I.E.L.D.に捕らえられます。

さらにロキがソーへ追放の最終通告をしに現れ、傷心のソーはその運命を受け入れるのです。

黒幕のロキ、ラウフェイと手を組み、アスガルド侵攻を計画

氷の巨人達をアスガルドに招き入れたのはロキだったことが判明します。ロキは自らが王座につくために、オーディンを殺すべく、ラウフェイと手を組みます。

他の星の状況をも見ることができるアスガルドの門番・ヘイムダルは、ヨトゥンヘイムへ向かったロキの姿が見えなくなったことを指摘し、ロキを疑い始めます。しかし、オーディンが眠っていることをいいことに、ロキは自ら王として権力を振りかざします。

ソーの帰還を阻止したいロキ、デストロイヤーを地球へ

ロキの横暴を見ていられなかったシフとウォリアーズスリーは、ロキの命に背いて、ソーの元へ行きます。ソーはそこで、ロキのついた嘘の数々や勝手な行動を知ります。

ロキは、ソーの帰還を阻止するべく、デストロイヤーを地球に送ります。誰かを守るために自らを犠牲にすることも厭わないソーの行動は、オーディンやムジョルニアによって認められ、再びソーに神の力が宿ります。デストロイヤーを倒すことに成功したソーは、アスガルドへと帰還します。

その際、ジェーンとのキスシーンも!2人は、再会を誓いあいます。ただし、この後の再会は2年後になるのですが・・・

ラスト最後シーン

MCU作品で恒例となっている次回作品への伏線は、本作2シーンあります。
順番に説明します。

終幕1〜ロキvsソー、因縁の兄弟対決!ロキは時空の狭間へ

アスガルドでは、ロキによって招き入れられオーディンを殺そうとしたラウフェイを、ロキが返り討ちにしていました。ロキはラウフェイを利用し、アスガルドの英雄になるつもりだったのです。結局、ソーへの劣等感とオーディンに認められたい承認欲だけがロキの原動力だったわけです。

成長したソーは、ヨトゥンヘイムを崩壊させようとするロキの行動を認められません。2人は戦い、ロキの分身術に惑わされながらもソーが勝利し、ヨトゥンヘイムを救うべく虹の橋・ビフレストを破壊します。ビフレストがなければ、自分は地球のジェーンの元へ帰れないと知っても、ソーは破壊を選択しました。

共に時空の狭間に落ちそうになった2人を、間一髪目覚めたオーディンが助けようとします。ロキはオーディンから自らの行動を咎められたことで、自ら時空の狭間へと落ちる選択をしました。父と慕ったオーディンに認められたいがために行動してきたロキにとって、オーディンに拒否されたことは堪えがたかったのでしょう。

ソーは一連の出来事を通じて、王になるために心新たに頑張ることを誓い、物語は幕を閉じます。

終幕2〜セルウィグ博士はS.H.I.E.L.D.へ。テッセラクトの存在とアベンジャーズへの伏線

エンドロール後、MCU作品において重要な伏線が出てきます。S.H.I.E.L.D.のニック・ヒューリーに呼び出されたセルヴィグ博士は、インフィニティストーンの1つ・テッセラクトを見せられ、研究への協力を要請されます。

のちに「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で出てきますが、テッセラクトは第二次世界大戦中にはすでに地球にあり、その後各所を経てS.H.I.E.L.D.に保管されておりました。つまり、本作のアスガルドに保管されている氷の巨人の「箱」には、すでにテッセラクトは入っていなかったと考えられます。

セルヴィグ博士の傍らにはロキが隠れており「調べてみる価値はある」と述べると、博士も同じ言葉を吐きます。ここで、テッセラクトがS.H.I.E.L.Dの元にあることをロキが知ってしまったこと、すでに博士が操られている可能性があることが見てとれます。このシーンはMCU作品の6作目にあたる「アベンジャーズ」に繋がってきます。

以上が、映画「マイティ・ソー」の全体像になります。

「マイティ・ソー」に関わる、主要人物を紹介!

あらすじを押さえたところで、作品の登場する主要人物を紹介します。ソーシリーズから他のMCU作品にまで、影響を与えてくる人物をしっかり押さえておきましょう。

ソー・オーディンソン

次期アスガルド王候補にして、アスガルド最強と言われる力を持ちますが、喧嘩っ早いなど精神面で未熟な面を持ちます。
ソーシリーズは彼の精神面での成長も描かれています。選ばれし者にしか使えないハンマー・ムジョルニアを武器として戦います。

オーディン

ソーの父であり、宇宙にある9つの世界を統治するアスガルドの王です。強大な力を持っていますが、エネルギーを使い果たすと長く深い眠りについてしまう体質のようです。

ヘイムダル

アスガルドと他の宇宙をつなぐ扉の役割を担う虹の橋・ビフレストの門番です。その目は他の宇宙であろうと、何が起こっているかを見通す力を持ちます。

◆シフ

ソーの幼馴染み。ドラマ、エージェント・シールドのシーズン1にも出演。

◆フリッガ

オーディンの妻であり、ソーの母。2作目ダークワールドで命を落としてしまう。

◆ヴォルスタッグ

ウォリアーズ・スリーの1人で、大きな巨漢でハンマーを使う。2作目ダークワールドのエンディングシーンで、シフと共にエーテルをコレクターの元へ届ける。

◆ホーガン

ウォリアーズ・スリーの1人。浅野忠信が演じている。

◆ファンドラル

ウォリアーズ・スリーの1人。スチュアート・タウンゼントが別作品で出演することなり、2作目からジョシュア・ダラスが演じる

** 地球に住む人物 **

ジェーン・フォスター

ソーが地球に追放された時に出会った、天文物理学者です。ソーの恋人的存在で、次回作「マイティ・ソー/ダークワールド」では、インフィニティストーンのエーテルに絡む重要な役割も果たします。

エリック・セルヴィグ博士

ジェーンの指導教授で、のちにS.H.I.E.L.D.の研究に協力を要請されます。「アベンジャーズ」ではロキに操られたり、MCU作品を通して登場してきます。

フィル・コールソン

MCU作品を通して登場している、S.H.I.E.L.D.の一員です。のちに「アベンジャーズ」でロキに殺害されたことが、アベンジャーズ結束の後押しとなります。

◆ホークアイ(バートン)

カメオ出演。S.H.I.E.L.Dのコールソンの指示で、ソーを監視しています。

◆ダーシー(ジェーンの助手)

ジェーンの助手であり、ニューメキシコ州でジェーン・セルヴィグと共にソーを発見する。

** 敵(ヴィラン)**

ロキ

ソーの義弟であり、オーディンの子として育てられましたが、実は氷の巨人・ラウフェイの子でした。オーディンに認められたい承認欲とソーへの劣等感を元に、様々な騒動を巻き起こします。

ラウフェイ

ヨトゥンヘイムに住む、氷の巨人の長です。かつてオーディンと戦い休戦していましたが、この度ロキの策略にはまり、殺害されてしまいました。テッセラクトを生み出したのでは、と考えられます。

◆デストロイアー

本来は宝物庫の番人ですが、ロキに操られ、ソーたちの前に立ちはだかります。

以上が、本作品の主要人物になります。

MCU作品における「マイティ・ソー」〜MCU全体への影響をまとめます。

最後に、MCU作品の一つとしての「マイティ・ソー」として、押さえておきたい内容をリストでまとめます。

  • 今回、いわばアスガルドのお家騒動で地球が戦場になったことが、地球にとって「宇宙からの侵略への対処」という課題を初めて浮き彫りにし、アベンジャーズ結成のきっかけとなりました。これはMCU作品の6作目「アベンジャーズ」でニック・ヒューリーによって語られます。
  • また、ソーはジェーンという恋人ができたことで、ソー自身の地球への関心が高まります。このことが、続編「マイティ・ソー/ダークワールド」でジェーンの異常事態へ気づいて再び地球へ訪れるきっかけとなります。
  • エンディングシーンでは、ロキに操られたセルヴィグ博士、S.H.I.E.L.D.内のテッセラクトの存在など、そのまま「アベンジャーズ」へと繋がる伏線も登場します。
  • インフィニティストーンのひとつ、テッセラクトが、氷の巨人・ラウフェイによって作られたものであるだろうことも押さえておきましょう。

ソー自身は、次はMCU作品における6作目「アベンジャーズ」にて再登場します。そのため「マイティ・ソー」には、アベンジャーズへの布石が散見されましたね。

ソーの名前を冠する続編は、MCU作品において8作目にあたる「マイティ・ソー/ダークワールド」になります。次回作ではさらに、MCU作品における重要なアイテム・インフィニティストーンが登場するなど、物語の核心にぐんぐん迫っていきます。

「マイティ・ソー/ダークワールド」については、こちらの記事で紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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