「スパイダーマン:ホームカミング」は2017年に公開された同タイトルシリーズの第1作目です。またマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の16作品目にあたります。MCUシリーズとしては、本作の前に「シビル・ウォー」にすでに登場しています。
ここでは「ホームカミング」について、ただ観ているだけでは見逃してしまいがちな伏線や、本編では分かりづらい部分を深掘りして解説します。過去に映画化されたサム・ライミ版とアメイジング版との違いもみていきます。特に本作ではスパイダーマンスーツが大幅に改良されたことや、オリジナルキャラクターが起用されていたりしているところに注目です。さらに、続編に通じるヴィランも登場するので見逃せません。
参考 今すぐ視聴したい方は「スパイダーマン:ホームカミング(吹替・字幕)視聴できる動画配信サービスまとめ」をご覧ください。
「スパイダーマン:ホームカミング」あらすじを丁寧に解説
それでは「スパイダーマン:ホームカミング」のあらすじをまとめていきます。スパイダーマンは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にアイアンマン陣営としてスタークに抜擢された形で参戦しました。本作ではその戦いの後を描きます。
「アベンジャーズ1」ニューヨークでの戦いの後片付けを請け負っていたトゥームスらは、チタウリの残骸を手に入れ、秘密裏に兵器を密売し儲けていました。
「シビル・ウォー」でアイアンマン陣営に召集されたパーカー。再びヒーローとして召集されるものだと思っていましたが、スタークからは以降連絡がありません。手持ち無沙汰のスパイダーマンは自警活動に勤しみ、ハッピーに報告し続ける日々を送っていました。
ある日、トゥームスらの武器を持ったATM強盗と遭遇します。ハッピーへ報告すると、ちょうどスタークがタワーから引越しの準備をしていました。全く頼りにされていないことを痛感するパーカーです。
部屋に帰ると友人のネッドがいて、スパイダーマンであることがばれてしまいます。パーカーが気になる女の子・リズがスパイダーマンの話をしていたとき、ついネッドがパーカーがスパイダーマンの知り合いだと伝えてしまいます。これをきっかけに、パーカーはリズのパーティにお呼ばれすることになりました。
ヴァルチャーと対峙。アイアンマンは手を出すなと牽制
パーカーとネッドはリズのパーティへ。スパイダーマンと知り合いなんだろと、いじめっ子フラッシュに煽られたパーカーは、スパイダーマンスーツへ着替えます。そのとき、遠くの空に怪しい光を発見。
急行するとトゥームスの仲間・ショッカーが武器の取引をしていました。車で逃走するショッカーらを追いかけると、ヴァルチャーが登場。スパイダーマンが空から落とされたところを無人のアイアンマンに救われます。スタークは通信で、地に足をつけて隣人を助けるスパイダーマンでいろと忠告します。
一方、ヴァルチャーは独断で目立つ行動をしでかしたショッカーに怒り、チタウリの武器で殺してしまいます。ショッカーはメイソンへ引き継がれます。
スーツの機能を解放!
引き下がれないパーカーは、ヴァルチャーの残した武器の破片を研究します。高校に2代目ショッカーらが訪れたことをきっかけに彼らに追跡機をつけて悪のアジトを発見。ちょうど近くのワシントンで開催される学力大会への参加を口実にアジトへ近づきます。
しかしハッピーが行動を把握していることを知ったパーカーは、スパイダーマンスーツから追跡機を外します。ついでに補助輪モードだということに気づき、スーツの機能を解放してしまいます。スーツに搭載されたA.I(カレン)と会話もできるように。
敵のアジトに近づくと、ヴァルチャーがダメージコントロール社のトラックから盗みを働いていました。戦いの最中、トラックに閉じ込められたパーカーは倉庫に運ばれてしまいます。しかもネッドの持っていたチタウリの石が爆発。リズたちはエレベーターに閉じ込められ危機一髪に。スパイダーマンがギリギリで間に合い、リズたちの命を助けます。
リズの父親がヴァルチャーだという衝撃の事実
トゥームスらが船で取引をしていることを知ったスパイダーマンは乗り込み、ヴァルチャーとの戦いになります。ヴァルチャーの武器が暴発し船が真っ二つに。スパイダーマンは蜘蛛の糸を駆使しなんとか崩壊を防ごうとするも失敗します。そこへアイアンマンが飛来し船を直してしまいます。
パーカーはスタークに「もう何もするな」と言われ、勝手な行動をしたことを咎められた上、スーツを回収されてしまいます。
スーツを失い普通の生活が戻ってきたパーカー。リズに告白し、ホームカミングのパーティに誘うとなんとOKされます。準備万全でリズを迎えに行くと、出てきた父親がトゥームスだったのです。パーティに送ってもらう途中、トゥームスはパーカーがスパイダーマンだと感づきます。トゥームスはパーカーに全てを忘れて二度と邪魔をするなと脅して送り出します。
飛行機は不時着、ヴァルチャーの野望は失敗に
しかしパーカーの正義はヴァルチャーを見逃せませんでした。フラッシュの車を盗み、ネッドに追跡の力を借りつつ、トゥームスを追いかけます。トゥームスの狙いはスタークの引越し飛行機に載っている武器たち。
飛行機を追うヴァルチャーに、スパイダーマンも必死にしがみつきます。飛行機の進路を変更し順調に進んでいたヴァルチャーでしたが、スパイダーマンが付いてきているのに気づき戦いに。戦いの衝撃で飛行機は不時着してしまいます。
ヴァルチャーはせめて1箱だけでも盗みさろうとするものの、翼が壊れて失敗。トゥームスをその場に拘束し、パーカーは立ち去ります。
終章1:スパイダーマン、アベンジャーズ入りを拒否
ハッピーが学校に現れ、パーカーに謝罪しアベンジャーズ施設へ招待します。スタークはパーカーを認め、アベンジャーズの新メンバーとして迎え入れると伝えますが、パーカーは親愛なる隣人として弱者を守り続けるとヒーローの誘いを断るのでした。
記者会見はペッパーとスタークの結婚発表に変更されます。パーカーが家に帰ると、スタークからスパイダーマンスーツが届いていたのでした。
終章2:続編ヴィランはスコーピオンか
トゥームスが捕らわれた刑務所には、かつて取引していたサソリのタトゥーの男ガーガンが。ガーガンはスパイダーマンの正体について探りを入れるが、トゥームスは白を切るのでした。
ガーガンは原作ではスコーピオンというヴィランで、続編で登場予定です。原作ではバルチャーやスコーピオンらはシニスター・シックスというヴィランチームを結成してスパイダーマンと対立しており、このヴィランチームが続編の相手ではと予想されています。
終章3:キャプテン・アメリカのVTR
ファンサービス的映像。作中でも高校で用いられていたキャプテン・アメリカの道徳的VTRの撮影秘話的な映像が流れました。
「スパイダーマン:ホームカミング」登場人物まとめ
本作に登場した主要人物についてまとめていきます。本作はMCUの一部ということで、MCUにすでに登場しているキャラクターも参加しています。
サム・ライミ作品やアメイジングシリーズと同じ名前のキャラクターも登場しますが、人物設定や役者は一新されています。過去作に登場していたいキャラクターを中心に、MCUオリジナルの設定を紹介します。
ピーター・パーカー/スパイダーマン
過去シリーズ同様、主人公はピーター・パーカー。MCU版ではトム・ホランドが演じます。これまでのシリーズの中でも最も若い高校2年生のパーカーは、クモに噛まれて得た身体能力と、スタークに与えられたスーツを用いてニューヨークのクイーンズ地区近隣で起こる犯罪と戦っています。
トニー・スターク/アイアンマン
「シビル・ウォー」にスパイダーマンをスカウトしたことから、アベンジャーズへの参加を熱望され続けていたスターク。常にパーカーの動きを把握し、作中でもその失態を何度となく救いました。最終的にはパーカーをアベンジャーズへと誘いますが、断られてしまい、スパイダースーツだけを彼に託す形になります。
ネッド
パーカーの親友で、パーカーがスパイダーマンであることをいち早く知ってしまうのがネッド。コンピューターに詳しく、パーカーに協力してくれます。
過去シリーズには出てきませんが、原作では2代目スパイダーマンとして活躍するマイルズ・モラレスの友人であるガンク・リーをモデルとしています。ネッドは原作でも動物のプリントTシャツをよく着ているキャラで、映画でも踏襲されています。
また原作で出てくる新聞記者の同名キャラは、ベティ・ブラントと結婚する仲になります。ベティは過去シリーズでは新聞社の経理として登場しましたが、本作では学校の放送部レポーターとして登場します。
ミシェル・ジョーンズ(MJ)
パーカーの学友で、変わり者。一匹狼の様相を保ちつつ、何かあるごとにパーカーにちょっかいを出してきます。実は映画オリジナルキャラクターであるとワッツ監督が明かしています。本編ラストで明かされた「MJ」というあだ名は、サム・ライミ作品でヒロインだったメアリー・ジェーン・ワトソンのニックネームなので、名前だけはMJからもじったようです。
リズ
学校一の美人で、パーカーの想い人。ミッドタウン高校の全米学力コンテストチームのリーダー的存在で、さらにホームカミングパーティの実行委員も務めます。正体を知らずにスパイダーマンが好きと公言したことで、パーカーを動揺させます。
リズは過去シリーズには登場していませんが、原作ではピーターを好きになっていく高校のマドンナで、最終的にはサムライミ版でも登場したハリー・オズボーンと結婚します。
メイ・パーカー
シリーズではお馴染み、パーカーの育ての親である叔母。マリサ・トメイが演じる今作のメイおばさんは、とても若い設定です。また過去シリーズではパーカーがスパイダーマンであることには気づきませんが、本作ラストではスーツ姿を見られてしまいます。
ユージン・フラッシュ・トンプソン
金持ちであることを鼻にかけてくる嫌味な同級生。何かとパーカーに張り合おうとするも、学力コンテストチームのレギュラーの座もパーカーがいると奪えないちょっと残念な男の子。過去シリーズではいじめっ子キャラとして登場していたフラッシュですが、原作ではのちにヴェノムにもなる重要キャラクターだったりします。本作ではトニー・レヴォロリが演じます。
エイドリアン・トゥームス/ヴァルチャー
元々は瓦礫撤去作業の会社を運営していましたが、アベンジャーズのニューヨークでの戦いの後始末中に得たチタウリの残骸から、兵器を開発・密売していました。トゥームスはウィングスーツを身につけ、ヴァルチャーとなってスパイダーマンと戦います。
フィニアス・メイソン/ティンカラー
ヴァルチャーチームの武器開発担当。
ジャクソン・ブライス/初代ショッカー
ウルトロンの腕を改造したショッカー・ガントレットを用い、相手に衝撃を与えて戦う、ヴァルチャーの仕事仲間。トゥームスは秘密裏に仕事を進めていきたいのに対し、表沙汰になるような行動を行ったことから、チタウリの残骸から作られた武器によって消滅させられてしまいます。
ハーマン・シュルツ/2代ショッカー
ブライズが消滅させられた後、トゥームスによってショッカー・ガントレットを受け継がれた仲間。スパイダーマンに戦いを挑みます。
マック・ガーガン
船でヴァルチャー一味と取引をしていた、首にサソリのタトゥーのある男性。エンディングシーンでは投獄されたあとトゥームスと会話する様子も映し出されます。実は彼は原作ではスコーピオンというヴィランで、続編でスパイダーマンの前に立ちはだかると見られています。のちにヴェノム化もしている強力なヴィランです。
そのほか、アベンジャーズに登場してきたメンバーも随所に登場しています。中にはパーカーの学校に飾られた肖像画として登場するなど、有名人であることを醸し出した演出もあります。
- キャプテン・アメリカ
- ハッピー・ホーガン
- ブルース・バナー
- エイブラハム博士
- ハワード・スターク
- ペッパー・ポッツ
原作トリビア
「スパイダーマン:ホームカミング」には原作との違いが多く存在します。過去シリーズであるサム・ライミ版やアメイジング版との違いにも注目して、小ネタをまとめます。
過去作品との設定違いについて
過去2シリーズと設定の特に違うキャラクターについて紹介します。
役名 | MCU版 | *S | *M | 設定の違い |
ピーター・パーカー | トム・ホランド | トビー・マグワイヤ | アンドリュー・ガーフィールド | 高校卒業から大学・カメラマンになってからを描くパートの方が多かったのに対し、本作では高校2年生と最も若いパーカーが描かれます。 |
メイおばさん | マリサ・トメイ | ローズマリー・ハリス | サリー・フィールド | 原作に則って高齢だったのに対し、本作ではとても若いメイおばさんが登場しました。 |
フラッシュ | トニー・レヴォロリ | ジョー・マンガニエロ | クリス・ジルカ | サム・ライミ版ではヒロインMJの元彼として登場したり、パーカーをいじめる暴力漢として描かれたフラッシュ。今作では意地の悪さは保ちつつも、パーカーに学力では敵わない同じチームのメンバーとして描かれました。どのシリーズでも原作の設定は活かされていません。 |
ベティ・ブラント | アンガリー・ライス | エリザベス・バンクス | – | 過去シリーズでは新聞社の経理として登場したベティ。今作では、同じ高校に通う放送部のレポーターの女の子として登場しました。原作ではパーカーとも恋仲になるキャラクターです。 |
*S・・・サム・ライミ版
*M・・・マーク・ウェブ版
漫画でもおなじみのメンバーが数多く登場
今作ではパーカーと同じ学校に通う生徒として、原作のキャラクターもたくさん登場しました。原作での設定についてまとめます。
役名 | 原作設定 |
ベティ | 高校を中退し秘書として新聞社に勤める女性。パーカーと恋仲になりましたが、スパイダーマンとしてのパーカーの生活が障害となり、別れて記者のネッドと付き合うようになります。 |
シンディ | パーカーと同じクモに噛まれて強力なパワーを持つようになり、シルクとなった女性。S.H.I.E.L.D.のメンバーとしても活躍、ヴィラン・ブラックキャットの犯罪組織を調査しました。 |
サリー | 小学生の頃からパーカーの友人。スーパーヒーロー・ブルーバードとして活躍するも、事故死してしまいました。 |
チャールズ・マーフィー | パーカーの幼馴染の1人。高校時代にフラッシュのチームに加わりました。 |
アベ・ブラウン | コードネーム・ブラックタイガーの警備員を務めます。パーカー・インダストリーでパーカーがスパイダーマンの代役として雇ったホビー・ブラウンの兄弟です。 |
ティニー | パーカーの同級生。不幸な家庭環境と虐待をする父をもちます。 |
ハリントン先生 | パーカーが卒業して以降、ミッドタウン高校の校長を務めました。パーカーを先生として雇ったこともあります。ヴィラン・カメレオンに殺されました。 |
原作でのヴァルチャーについて
原作のヴァルチャーは、何人もの犯罪者が名乗ったヴィランの名です。中でもエイドリアン・トゥームスは天才的な頭脳をもち自ら飛行装置を開発した技術者。共にエレクトロニクス会社を立ち上げた親友ベストマンに裏切られたことをきっかけに犯罪に手を染めてしまいます。高校生の娘がいる設定は映画オリジナルです。
MCU版ではスパイダーマン自身の生い立ちは描かれない
「スパイダーマン/ホームカミング」では、パーカーがなぜスパイダーマンになったかは詳細に描かれませんが、過去2シリーズでは描かれていました。サム・ライミ版では逃げ出したスーパースパイダーに噛まれたことで能力を得ています。アメイジング版ではパーカーの父の研究していたクモに噛まれたことで能力を得ています。MCU版でも「クモに噛まれた」というパーカーの発言があったので、能力のきっかけがクモであることは間違いなさそうです。
パーカーの好きなもの
部屋に飾られたものや話し振りから、パーカーはニューヨーク・メッツのファンであることがわかります。これは原作でも同じ設定です。さらにスターウォーズも好きで、「シビル・ウォー」に参加したときにも、スターウォーズの話をしているシーンがありました。
パーカーの初登場はシビル・ウォーではなくアイアンマン2!?
実はMCUシリーズにパーカーがはじめて出たのは「アイアンマン2」でした。当時スタークエキスポに参加していたアイアンマン・マスクをつけていた少年がパーカーです。これは後付けの設定だということですが、幼い頃からスタークに憧れていた少年がヒーローになるというのは素敵な設定ですね。
ダメージコントロール局とは
トゥームスたちから瓦礫撤去作業を奪ったスターク社が設立したダメージコントロール局は、原作でもヒーローたちの戦いで生じた瓦礫の解体回収を請け負っていた組織です。原作での初登場はMarvel Comics Presents #19 (1989年5月)で、スパイダーマンの宿敵であるキングスピンと共同で出資した会社です。 映画では政府とともに作ったことに変更になっていました。ダメージコントロール局のオーナーである アン・マリー・ホーグは、ニックによりS.H.I.E.L.D.経由で出資したもらった過去のある人物です。
能力・スーツ
スパイダーマンは特殊なクモに噛まれたことで驚異的な身体能力を得ることができました。能力についてまとめます。
能力について
スピーディー・スパイディ | 驚異的なスピードと俊敏性に代表される、驚異の反射神経を持ちます。その反射速度は通常の人間の40倍もの速さです。さらに回復速度も速く、通常全治数週間の怪我でも1日で回復できてしまいます。 |
ウォール・クローリング | 滑らかな壁でも難なく張り付くことができる能力です。ただし張り付くためには集中力が必要です。 |
スパイダー・センス | 危険が近づくと察知できる第六感に優れます。後頭部に奇妙なチクチクとした感覚を感じることができます。弾丸の接近のような戦いに役立つ部分から、食べ物が腐っているかといった普段の生活でのトラブルを避けることにも役立っています。 |
象徴的な能力である「蜘蛛の糸」は、スパイダーマン自身の能力ではなく、後付けの機能になります。以下で詳しく解説します。
ウェブ・シューターについて
サム・ライミ版では唯一手首から直接噴出するスパイダーマンの身体的な能力(オーガニックウェブ)という設定が採用されていましたが、原作では腕につけた機械から蜘蛛の糸を噴出します。
原作で最初にパーカーが作り出したのは「ウェブ・フリュイド」です。ウェブ・フリュイドとは、スパイダーマンが移動や攻撃に使う蜘蛛の糸状の武器で、パーカーが高校の化学実験室で自ら実験して粘着性の液体を発明しました。ウェブ・フリュイドを両手首に装着するウェブ・シューターの中に補填し、蜘蛛の糸として噴出することで操ることができるようになりました。
過去2シリーズではただ蜘蛛糸飛ばすだけしかできませんでしたが、「ホームカミング」ではその機能が大きく改良されています。搭載されたA.I.カレンによると、その種類は500種類以上と説明されているほどです。
ウェブ種類
ウェブ・マイン | 壁に向かって糸をくっつけて使います。ターゲットが特定の距離内に入ると、自動的にウェブが飛び散ります。 |
テーザー・ウェブ | 死に至らない程度に電気ショックを流して、瞬時に湿疹させることが可能です。 |
ラピッド・ファイア | 素早く連写することが可能です。ターゲットを壁に貼り付けることに有効的です。 |
リコシェ | 一度とぱした場所から弾き跳んでくることができます。 |
スプリット | 複数の標的を狙い撃つことができます。 |
グレネード | 手榴弾タイプのウェブを飛ばすことができます。 |
スパイダーマン・スーツについて
シリーズごとに若干デザインが異なるのも見どころの1つです。アメイジング版以降、カートレッジ付きのベルトがつくようになりました。本作劇中で登場したスパイダーマンスーツの機能を紹介します。
能力一覧
ヒーター | 体温を持ち、雨や冷たい水に浸ったときでもすぐに乾かすことができます。 |
GPS追跡機能 | クモ型のGPS。居場所を追跡することが可能です。 |
偵察ドローン | 胸元のクモマークに収納されている小さなドローン。映像や情報を送信することが可能です。 |
ウェブ・シューター | 500種類以上のウェブを発射することが可能なハイテクシューターです。 |
インタラクティブUI | AI機能によるサポート機能。声でコミュニケーションをとることができます。 |
ウェブ・カートリッジ | パーカーが開発したウェブ・フリュイドを入れておくカートリッジです。 |
カートリッジ・リファイラー | 補充用カートリッジ。 |
ウェブ・ウイング | 脇の下から展開し、滑空を可能にする蜘蛛の糸です。 |
このように「ホームカミング」では大幅にスーツ機能が向上しました。これまでの過去2シリーズではパーカー本人がスーツを作っていたのに対し、今回はスタークが作ったというのも1つの大きなポイントです。このあと「アベンジャーズ3/インフィニティ・ウォー」に参加するときのスパイダーマンは、さらにアイアン・スパイダースーツをえて強化されることになります。
「スパイダーマン:ホームカミング」まとめ
シビル・ウォーで登場済みでありながらも、やっとMCUシリーズに正式に登場することができるようになったスパイダーマン。ここではMCU作品として「ホームカミング」でおさえておきたい内容をまとめます。
- スパイダーマンは、結果的にアベンジャーズ入りを拒否
シビル・ウォーの後から、とにかくスタークにヒーローとして認められる=アベンジャーズに入るために奮闘してきたパーカー。しかし一連のやりとりを経て、自分の今の力では隣人を守るのに精一杯だと自覚し、アベンジャーズ入りを拒否することになります。 - 新スパイダーマンスーツを与えられる→今後もヒーローとしてMCUに登場し続ける伏線
アベンジャーズ入りは拒否したものの、スタークからは新しいスパイダーマンスーツ(アイアン・スパイダースーツ)を贈られます。アイアンマン同様にA.I.を搭載しており、さらにパワーアップしたスーツです。これはスタークからヒーローとして認められた証でもあり、パーカーの自信にもなりました。次回「インフィニティ・ウォー」に関わっていく伏線にもなります。 - スコーピオンの登場→続編でシニスター・シックス登場の伏線か
本編最後に出てきたヴァルチャーとスコーピオン。彼らは原作でシニスター・シックスとして、スパイダーマンの前に立ちはだかったヴィラン集団に属していました。他にもメンバーであるミステリオやカメレオンの登場の予定されており、続編では複数ヴィランとの戦いが予想されています。
本作の続編として「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」の公開がいよいよ公開。その前に「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」でもアベンジャーズの一員として共闘しているので合わせて観ておくのがおすすめです。「ファー・フロム・ホーム」ではミステリオという原作ではおなじみのキャラクターが登場します。
「ファー・フロム・ホーム」は2019年6月28日に日本最速で劇場公開です。
マーベル映画がすべて見放題【Disney+】
最新作をいち早く観るなら【U-NEXT】
シリーズをお得に観たいなら【TSUTAYA】