アントマン

映画「アントマン」を徹底解説!ネタバレ・MCU作品における伏線もまとめます!

映画「アントマン」は、2015年に公開された、アントマンシリーズの先頭作品になります。公開当初は1作のみの予定だったようですが、大ヒットしたため即2作目の制作が決まりました。また、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品においては12作目で、フェーズ2の最後の作品にあたります。直前の作品は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、直後は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」です。

その名の通り、ant=蟻サイズの世界最小ヒーローであるアントマンは、MCUのヒーローたちの戦い「シビル・ウォー」にも参戦しています。今後、MCU作品においても重要な役割を果たしていくことでしょう。

この記事では「アントマン」のネタバレを徹底的に解説します。この記事を読めば、MCUの伏線も合わせて、映画「アントマン」について完璧におさらいできます。

参考新作のあらすじを知りたい方は「【ネタバレ】アントマン&ワスプ:クアントマニアのあらすじ!重要人物まで徹底解説!」をご覧ください。

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「アントマン」のネタバレ&あらすじを解説

では、映画を細分化しながら、あらすじを丁寧に見ていきましょう。アントマンでは情報が小出しにされており、あらすじ通りに追うと人物関係がわかりにくい部分があります。ここではわかりやすさを重視し、ネタバレ情報をがんがん紹介していきます。

かつてS.H.I.E.L.D.の創設メンバーの一人であったハンク・ピム博士は、原子間の距離を変え密度と強度を高めることのできる「ピム粒子」を開発します。自らはその力でアントマンとなり、妻ジャネット扮するワスプと共に最小ヒーローとして活動していましたが、妻をピム粒子のせいで失った事で研究の封印を決意します。

粒子の魅力に惹かれたハワード・スタークやペギー・カーター、ミッチェル・カーソンに引き止められるものの、1989年S.H.I.E.L.D.を後にし、研究内容を変えるために自らの会社・ピムテックを立ち上げます。

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元弟子のダレンは、ピム粒子を軍事に転用しようと研究を進める。

20年余り経った現代。すでに引退していたピム博士は、ピムテック時代の弟子であるダレンの研究発表の場に呼ばれます。そこでピム博士は、かつてのピム粒子に関する研究をダレンが進めており、軍事に転用するべく「イエロージャケット」を開発していたことを知ります。ピム博士は危険性を勧告しますが、ダレンは聞く耳を持ちません。

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社会復帰を考えるもうまくいかない元窃盗犯・スコットは、金欲しさから窃盗へ逆戻り。

その頃、スコット・ラングは、窃盗の罪を償い刑務所から出て再スタートを切ろうとします。ちなみに映画では描かれませんが、窃盗をした理由は勤めていた会社の不正を暴こうとした際に、社長の家で窃盗を働いたことがバレたためでした。基本的には真っ当な心を持つスコットですが、昔から金とスリルのためには窃盗さえもしてしまう幼稚な面もあったようです。

犯罪から足を洗って真っ当に生きようと決意するものの、再就職先は見つからず、元妻やその婚約者からは養育費を払っていないことから最愛の娘・キャシーとの面会も拒否されます。娘に会うためにスコットは、犯罪仲間ルイスからの誘いを受け、再び窃盗へと向かってしまいます。

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スコットとアントマンスーツの出会いは、ピム博士に仕組まれたものだった。

天才的な窃盗技術を披露しながら、スコットは屋敷深くと侵入していきます。その最奥にあったのは、ピム粒子らしき液体やアントマンのスーツでした。落胆したスコットでしたが、スーツを持って帰ります。

この一連の行動は、全て蟻の目を通してピム博士によって見られていました。窃盗先は、ピム博士の屋敷だったのです。後から判明しますが、ルイスが掴んだ「でかい金庫を持った爺さんが一週間留守」という窃盗先の情報自体、ピム博士がスコットに伝わるように仕組んだものでした。過去のスコットの窃盗罪を知って、凄腕の盗み手として彼をマークしていたのです。

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スコットがアントマンに!蟻にのって刑務所を脱出!

スコットがアントマンスーツを着用しスイッチを押すと、スーツに内蔵されていたピム粒子によって身体が縮んでしまいます。ミクロの世界で恐怖体験をしたスコットは、スーツを屋敷に返しに行きますが、警察に捕まってしまいます。

刑務所にはピム博士が現れ、君がやり直す最後の機会だとスコットに伝えます。スコットは蟻が運んできたスーツを再び身にまとい、アントマンとなります。

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娘のために犯罪者の汚名を返上したい!スコットはアントマンとなることを決意。

ピム博士はスコットの罪を償うためにも、その窃盗技術を買い、イエロージャケットの奪取への協力を要請します。スコットはアベンジャーズに依頼しては、と提案しますが、ピム博士はピム粒子の技術がスタークの手に渡るのは危険だと拒否します。その頃、ダレンは生き物の縮小実験に成功しており、焦るホープは自らがスーツ着ると言って聞きません。

スコットはピム博士に娘を救うために戦えと言われ、ついに正式にアントマンとなる決意を固めるのです。ホープとピム博士によって鍛えられたスコットは、蟻たちを操作できるようにもなります。

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悲しき過去!ワスプを失ったピム博士の強い妻子愛。

ホープは自らがアントマンとなることを認めてくれない父・ピム博士への強い疑念を持っていました。ピム博士は、ついに過去を娘に語ります。妻・ジャネットはワスプとなり、1987年ソ連から発射されたICBMを止めるべく、自ら原子レベルに縮小する道を選び、消えてしまったのでした。原子世界からの復帰はまだ解明されていません。真実を知ったホープは、自分を守ろうとしてくれた父の愛を知り、二人は和解します。

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アントマンは、アベンジャーズのファルコンと接触、勝利!

アントマンとなったスコットは、ピムテック侵入に必要な発信機を盗むべく、アベンジャーズの保管庫に忍びこみます。そこでアントマンはファルコンと一戦交えますが、小さくなってファルコンの機械の中に入り込むことで勝利し、無事目的を果たします。

この戦いで、アントマンの存在がアベンジャーズに知られることになり、「シビル・ウォー」に召集されるきっかけとなりました。

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VSイエロージャケット!戦いの舞台は娘・キャシーの部屋!

犯罪仲間のルイスらを加え、スコットは大量の蟻たちと共に、ピムテックへの侵入を実行します。ピム博士もダレンの元に呼ばれましたが、そこにはカーソンとつながっていたヒドラの面々が取引に来ていました。ダレンは金欲しさに、ヒドラへイエロージャケットやピム粒子を売っていたのです。取引の面々には、かつてトニー・スタークを襲ったテロ組織、テン・リングスの姿も見えます。

ダレンはピム博士を撃ち、逃げようとするものの、アントマンと蟻たちの活躍で追い詰めます。ダレンは自らイエロージャケットを身にまとい、アントマンと対峙、スコットの娘の部屋で蟻サイズの最終決戦が繰り広げられます。

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原子サイズになることでイエロージャケットを撃破。復活も成功! 

娘を助けるためにはイエロージャケットの分子の間を通り抜ける必要があり、スコットはジャネットと同じように原子以下のサイズへ変化することで、ダレンを打ち倒します。量子の世界へと足を踏み入れてしまったスコットですが、投げつけると物質を大きくすることのできる武器を自らのベルトに装着することで、奇跡的に元の世界へ戻ってくることができました。

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終幕1〜アベンジャーズに探されはじめたアントマン

無事に娘を守ったことで、ピム邸での盗みも免罪とされたスコット。無事娘とも会うことが叶いました。その後、ルイスからアベンジャーズのファルコンがアントマンを探していると伝えられます。これが「シビル・ウォー」でのアントマン召集につながります。

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終幕2〜ワスプになることを認められたホープ

一方、ホープはピム博士から、作りかけの次世代「ワスプ」を見せられます。やっとワスプになることを認められたホープは「この時を待ってた」と微笑みます。これが「アントマン2」へと繋がっていくようです。

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終幕3〜シビル・ウォーへの伏線

場所は変わり、倉庫の中で機械に挟まれて動けないバッキーと、それを見るファルコン、キャプテン・アメリカが映ります。どうしようと悩むキャプテンに対し、ファルコンは「一人あてがある」と呟きます。このシーンは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の中で回収されます。

「アントマン」に関わる、主要人物を紹介!

それでは「アントマン」に登場した主要人物を紹介します。

アントマン/スコット・ラング

侵入の天才で、元窃盗犯、バツイチ。最愛の娘・キャシーのため、犯罪から足を洗うためにアントマンになることを決意しました。ちなみにスコット役のポール・ラッドは「アントマン」の脚本家の一人としても本作に携わっています。

ホープ・ヴァン・ダイン

ハンク・ピムとジャネットの娘。ありを操る能力はかなり長けています。アントマン2以降はワスプとして登場。ちなみにワスプとは「蜂」を意味します。

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ハンク・ピム

S.H.I.E.L.D.の創設メンバーの一人で、ピム粒子の開発者。初代アントマンでもあります。

ジャネット・ヴァン・ダイン

ハンク・ピムの妻であり、初代ワスプとしてピムと共に任務にあたっていました。自ら原子世界へ入ることでICBMを止めた代わりに、縮小から戻れなくなってしまいました。「アントマン&ワスプ」では、量子世界で生きていることがわかります。

イエロージャケット/ダレン・クロス

ピム博士の元弟子にして、ピムテックの2代目社長。ピム粒子を自ら研究し、金のために悪用しようとします。最後は、量子世界に巻き込まれて死んだと思われていましたが「アントマン&ワスプ:クアントマニア」で生きていることが判明します。

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ミッシェル・カーソン

かつてS.H.I.E.L.D.に属し、昔からピム粒子の価値を狙っていました。おそらく当時から秘密結社ヒドラと繋がりがあり、ダレンとヒドラをつなぐ役割を担っています。

 

<蟻の仲間たち>

アントマンは蟻たちと協力しながら戦います。ピム博士の発明した、電磁波をつかった通信装置で蟻たちは調教されています。

アントニー/クロオオアリ

アントマンを背中に乗せて空を飛びます。個体番号247、通称アントニーは、唯一スコットが名前で呼ぶ相棒的存在の蟻。ピムテック突入時に犠牲となりました。

ヒゲナガアメイロアリ/クレイジー・アント

オレンジ色の小さい蟻。ピムテック突入時にはサーバーを破壊するのを手伝ったりしました。

サシハリアリ/弾丸アリ

アントマンよりも大きく、蟻の中でも大型種で、毒性が強いです。

アカカミアリ/火アリ

毒性の強い針を持ち、刺されると火傷のような痛みを与えられます。作中では小さな体同士を繋げ、筏や橋を作ってアントマンの潜入を助けました。

MCU作品における「アントマン」~MCU全体への影響をまとめます。

最後に、MCU作品の一つとしての「アントマン」として、押さえておきたい内容をリストでまとめます。

  • スコットがアントマンとしてファルコンと戦ったことで、アントマンの存在がアベンジャーズに知られることとなりました。このことで「シビル・ウォー」で現アベンジャーズのキャプテン・アメリカ陣営にアントマンが召集されるきっかけとなります。
  • ホープがワスプになることが示されました。「アントマン2/アントマン&ザ・ワスプ」にて主役の一人として活躍することが明かされておりますが、同時にMCU作品にも参戦してくるのではと考えられます。

アントマンは直後の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で再登場し、MCU作品へ大きく関わりを持っていきます。そのため、シビル・ウォーに直接つながる伏線と、さらに今後公開予定の「アントマン2」への伏線も散見されました。

一般庶民的な存在であるスコットがなるヒーロー、アントマン。観る者にとって身近に感じられるヒーローが、今後MCUに与える影響や活躍から目が離せませんね。

 

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