アベンジャーズ

【アベンジャーズ】サノスについて徹底解説!エンドゲームでどうなる?

サノスは、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で指パッチンして、宇宙の半分の存在を消し去ってしまった無敵のスーパーヴィランです。これまでに拳に装着したインフィニティ・ガントレットにはめ込む6つのインフィニティ・ストーンを集めるために、多くの作品に登場し、その強大なパワーを見せつけまくってきました。

「アベンジャーズ/エンドゲーム 」では、ヒーロー達も半分がいなくなってしまい、いよいよアベンジャーズもどうなってしまうのか?悲壮感漂う予告編に「サノスの前には無力なのか〜」と若干しょんぼりしちゃいますね。そして、そのサノスは冒頭、なぜか農夫姿で登場することがわかっています。これは実は原作ではおなじみのシーンなんです。一体、何が起こるのか?想像がなかなか難しいところですね。

ここでは、サノスが登場する原作を振り返りながら、サノスは一体どんなキャラなのか、なぜサノスが人類を滅ぼさなくてはいけなかったのか、なぜインフィニティ・ストーンを狙ったのかを説明していきます。

サノスについて

サノスは、「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」のベースとされている原作「インフィニティ・ガントレット」のスーパーヴィランです。マーベル作品でも数々登場し、人気のヴィランの一人です。

コミックの初登場は「アイアンマン」55号です。タイタン生まれで、父はエターナルズ。サノスは異種族の遺伝子も引き続き、あまり美しい容姿でないことで、母から殺されかけたことをきっかけに、生と死に興味を抱くようになりました。見た目は怖いんですが、憎悪や悪意といった感情に任せることはなく、あくまで「虚無的思考をもつ」性格です。

多くの作品でも殺戮を繰り返すように見えますが、それも「均衡を保つ」という哲学的思想によるもので、攻撃的というわけでもないのです。

サノスのもつ武器?といえば、その手にはめたグローブ、インフィニティ・ガントレットでしょう。6つのインフィニティ・ストーンを装着してそれぞれのパワーを使うためのもの。惑星ニダベリアのドワーフであるエイトリに、サノスに変装したロキが作らせたものです。エイトリはマイティ・ソーのムジョルニアも作っている腕利きの職人さんです。このガントレットで指パッチンすれば、一発で宇宙の半分が消滅です。この指パッチンは正式名称があり「The Decimation(ザ・デシメーション)」というそうです。

しかし、ガントレットがなくても、その能力は強大。父エターナルズに共通する不老不死という能力を持つほか、コズミック・パワーを自在に操ることができます。その他にも超人的な力、耐久力があり、常人とはかけ離れた頭脳となれば、ほぼ無双ですね。チートキャラです。

また時々、椅子に乗って飛んでいますね。宇宙飛行、バリアを展開できるエネルギーバリア機能、長距離の移動を可能にする瞬間移動、どの時代にも行き出来る時間移動、平行世界への移動ができます。またサンクチュアリーⅡという宇宙船も戦略を練るための基地として所有しています。

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映画と原作との違い

原作では、映画にいない、サノスにとってかけがえのない存在が登場します。それは死の神デスというキャラです。女性の姿と骸骨姿で描かれています。サノスは一度母親に殺されかけたことで生と死の興味を高め、その結果デスに惚れ込みます。そのためデスに愛情を示すため「すべて殺す」こともいといません。故郷のタイタンにも原子爆弾を投下したり、「キャプテンマーベル 」では宇宙の全生命を殺そうともしていました。

デスは原作中ではサノスと常に一緒に存在しています。一度死亡した時も、デスが彼を蘇らせました。デスは原作では、デッドプールとも関係してくるキャラです。デッドプールも「死」=deadに関係していますから。

MCU内では「宇宙の半分の生命を消し去る」という野望が、増えすぎた生命によって宇宙の資源が枯渇しないよう調整するため、というクレイジーなエコロジストみたいな動機になっているようですが、本当なのかなぁ。少なくとも、デスのためじゃなさそうですけどね。

映画の登場シーンを振り返る

サノスが登場した過去作品を振り返ると、実はインフィニティストーンを狙う伏線がいくつも張られていました。

 

「アベンジャーズ」(2012)

MCUでの初登場は、「アベンジャーズ」のエンドロールでした。サノスはロキを使って、コズミックキューブ(テッセラクト/スペースストーン)を奪おうとします。それと引き換えに、セプターの杖(マインドストーン、ヴィジョンの額の石)を渡しました。ジアザーとチタウリを使ったのですが、狙いは外れ失敗してしまったのでした。

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015)

ポストクレジットで登場。このときに、インフィニティ・ガントレットが完成したと言われています。 この裏側で、ロキを使って、惑星ニダベリアでガントレットを作らせていたことが明らかになります。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2017)

ロナンと手を組み、オーブ(パワー・ストーン)奪還を狙うことになります。 このときに、義理の娘ネビュラをロナンの手下に派遣します。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018)

圧倒的な強さでインフィニティ・ストーンを奪いまくります。行方のわからなかったソウル・ストーンの秘密を知る義理の娘ガモーラを、ネビュラを拷問し在処を無理やり聴き出します。ソウル・ストーンを手に入れるには愛する人を犠牲にすることが条件。「あなたには無理ね」と笑うガモーラを、サノスが涙ながらに崖に突き落とし、実はサノスにも愛情があったことがわかります。

そして、指パッチンで宇宙の生命半分を消失したあと、姿をくらましています。いつもは鎧を着ていたのに今回は着ておらず「夏服?」との話題にも。

「アベンジャーズ/エンドゲーム 」(2019)

原作でのおなじみの農夫のシーンが予告編に登場します。監督によると本編の開始10分以内のエピソードであることが明かされています。そして、コスチュームはカカシとして畑にはためいています。原作ではガントレットをネビュラに奪われて…というエンドゲーム のあらすじ予想にも繋がるネタになっています。

 

サノスと関わりが深い人物たち

ここでは、これまで映画で登場したサノスの部下や同盟相手などを紹介していきます。

ブラック・オーダー=サノス・チルドレン

サノスの周りにいるキャラは「ブラック・オーダー」といい、サノスの手下です。「媚びへつらうコーヴァス・グレイブ」「最強プロキシマ」「話術のマウ」「巨体ドワーフ」の4名。映画を見る限りはあまり強くないなーという印象ではありますが、本来はガモーラやネビュラよりも高い戦闘能力の持ち主たちです。原作での登場は意外と近年で、2013年なんですよ。

 ロナン・ジ・アキューザー

ロナンは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に登場したヴィランですね。インフィニティストーン「オーブ」を入手すれば、その引き換えにクリー人のロナンが憎むザンダー星を滅ぼすという契約を結んでいました。結局、オーブはザンダー星に保管されることとなってしまい計画は失敗。ロナンも大した働きはできませんでした。

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チタウリ/ジ・アザー

チタウリは「アベンジャーズ」でロキと手を組んでいた相手ですが、その背後にはサノスの手引きがありました。チタウリは擬態能力があり、スクラル人と同義とされています。スクラル人はクリー人に憎まれており、常にその対立関係が、原作では取りざたされています。

コレクター

同じくインフィニティストーンを集めようとしている存在です。実はサノス同様に不死で、太古から生き延びてきています。未来を予知できるため、サノスが世界のあれこれを滅ぼすことを知り、いろんなものが消え失せる前に「集めないと!」という強迫観念を持ちサノスの周りに現れます。

 

キャスト情報

サノスを演じているのは、過去に2名います。現在のジョシュ・ブローリンが演じる前は、ダミアン・ポワティエが担当しており、声をジョシュ・ブローリンが担当していました。その結果、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーからは、演じるのもジョシュに変更となりました。日本語吹き替えは銀河万丈が担当しています。

サノスにまつわる小ネタ集

ガモーラとネビュラはどういう経緯で養女となったのか

ガモーラとネビュラは、サノスが多くの種族を絶滅させたり惑星を滅ぼす際に誘拐して育てたことで、養女となっています。「インフィニティ・ウォー」ではガモーラの種族ゼン・フーベリを絶滅させる際に出会った様子が描かれています。そのシーンはちょっといい感じですが、原作によればこのあと実は姉妹とも殺人兵器にされたり、虐待されるなど、サノスに恨みを持つような経験を散々させられているようです。その一方で誕生日祝いをしたりするシーンもあり、サノスって一体なんなのさ?と戸惑わされますね。

ネビュラは原作では焼けただれた姿なのですが、改造手術によって肉体が機械化された強化サイボーグという姿。このサイボーグ姿になる経緯は、原作では「コズミック・キューブ」が元になっています。

デスの代わりをガモーラが演じている

MCU作品では登場しないのは、サノスが愛していた存在デス。周りには見えないから表現し切れないようです。しかし、サノスが一見無慈悲に見えつつも、愛情という感情も持った存在であることが「エンドゲーム 」に納得感を持たせるのに必要とされました。「インフィニティ・ウォー」でソウル・ストーンを手に入れるための交換条件「愛する人」として差し出されたのは、ガモーラでした。MCUとしては、サノスの愛した存在はガモーラであることで、デスへの表現の代わりとしたようですね。

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ブラック・オーダーで唯一登場しなかったキャラが存在する

サノスの手下ブラック・オーダーは「インフィニティ・ウォー」で4名その姿を表しました。しかし原作では5名なんです。5名の名前はコーヴァス・グレイヴ、プロキシマ・ミッドナイト、エボニー・マウ、ブラック・ドワーフ、スーパー・ジャイアント。最後のスーパー・ジャイアントがいません。なぜなのか?このスーパー・ジャイアントがもつ特徴はテレパシー。サノスと常にテレパシーでつながっているので、登場していなくても「いる」ということなのかもしれません。

デッドプールとの絡みは原作&映画でも

原作ではサノスにしか見えない、愛すべき存在デスは、デッドプールとも繋がっています。そのためサノスとデッドプールも関わりが強いです。相思相愛になっちゃったこともあります。

ちなみにサノスを演じるジョシュ・ブローリンは「インフィニティ・ウォー」とほぼ同時期公開の「デッドプール2」でケーブルを演じており、デッドプールから早速そのことを作品内でネタにされていました。

まとめ

  • サノスは殺戮の王に見えるが、実は愛を求める「エコロジスト」
  • 指パッチンにはちゃんと名前がある
  • エンドゲーム は戦いからおり引退?農夫になるの?

いかがでしたか?その風貌と無敵すぎる能力だけが先立ってしまうサノスですが、実は愛情も持ち、悪意に振り回されない博愛主義な側面もあるのです。そんなサノスと、半分が消滅しその結末があまりに見えなすぎるアベンジャーズ。インフィニティ・ガントレットはどうなる?色々な謎がまだまだ詰まった「エンドゲーム 」の公開を楽しみに待ちたいですね。

 

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