スパイダーマン

【スパイダーマン3】ネタバレ結末まとめ!あらすじから重要人物まで徹底解説!

マーベルの人気ヒーロー・スパイダーマンは3度映画化されています。サム・ライミ監督の3部作の完結編が、2007年に公開された「スパイダーマン3」です。今作ではヴェノム、サンドマン、ニューゴブリンの3人のヴィランが登場するなど、盛りだくさんの内容になっています。

特にヴェノムについては2018年に単独スピンオフ映画が公開されました。このスピンオフは「スパイダーマン3」での登場をきっかけに考え始められたこともあり、本作を見ておくとより一層楽しめます。さらに単独映画ヴェノムは、MCUの「スパイダーマン」シリーズと同じ世界線の話になると言われています。

この記事では「スパイダーマン3」について、ただ見ているだけでは見逃してしまいがちな小ネタも含めて、本編では分かりづらい部分を中心に深掘りして解説していきます。本作では特に、ヴェノムについて原作情報も含めてしっかりおさえていきましょう。

「スパイダーマン3」あらすじを丁寧に解説

それでは「スパイダーマン3」のあらすじをまとめていきます。

父の敵討ちに失敗したハリー、記憶を失う。スパイダーマン業も私生活も安定しているパーカーは、MJへのプロポーズを決意しメイおばさんに報告します。メイおばさんは喜び、自身の婚約指輪をパーカーに託します。

一方、父を巡り険悪ムードのハリーとは話すらさせてもらえません。ハリーは着々とニューゴブリン化していました。ニューゴブリン化したハリーは、パーカーのことを襲います。戦いの末、ハリーは敗れ心肺停止に。なんとか生き返るも、父の死(スパイダーマン1の最後)以降の記憶を失ってしまいます。

その頃、隕石から出てきた黒い物体がパーカーの部屋に紛れ込んでいました。

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サンドマンの誕生、グウェンやエディの登場

サンドマンの誕生、グウェンやエディの登場ベンを撃ち殺した犯人として刑務所にいれられていたマルコは脱獄。病気の娘を助けるために金が必要なマルコは、警官に追われるなか、分子分解施設に入り込んでしまいます。そこで体が砂になるサンドマンとなってしまいます。

劇評が悪く役を降ろされたMJはへこんでいました。一方で調子のいいパーカーはMJの異変にも気づかず、グウェンを救ってキスをしてしまったり、スパイダーマンについて得意げに語ってしまいます。その結果MJに呆れられ、プロポーズすることができません。

グウェンの自称彼氏だったカメラマン・エディは、新聞社にスパイダーマンの写真を持ち込みます。

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ブラック・スパイダーマンの誕生

ブラック・スパイダーマンの誕生サンドマンが街で暴れるも、スパイダーマンは逃してしまいます。警察からサンドマンがベンを殺した犯人だと伝えられたパーカーは、かつて殺してしまった犯人は冤罪だったという事実にショックを受けます。

色々うまくいなくなってきたパーカーの心の隙を狙う様に、部屋に紛れ込んでいた黒い物体がパーカーを飲み込みます。パーカーはブラック・スパイダーマンに。

再び現れたサンドマンと戦ったスパイダーマンは、サンドマンの弱点が水であることに気づき倒すことに成功します。ベンおじさんの仇が倒れたことをメイおばさんんに伝えるも、スパイダーマンが人を殺すなんてどうしてと咎められてしまいます。復讐心は人を醜く変えてしまうのだ、と。

一方、仕事をうしなったMJはバイトを開始。ハリーを頼るようになり、キスまでしてしまいます。そんな折、ハリーは全てを思い出し、ニューゴブリンとなってMJを脅してパーカーと破局させます。何も知らないパーカーはハリーに相談、するとハリーがMJの新彼氏だと伝えられます。

ちなみに、このブラックスパイダーマンのスーツは「スパイダーマン:ファーフロムホーム」で意外な形で登場します。

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ヴェノムの誕生

ヴェノムの誕生ブラックスーツを着たパーカーはハリーの元へ。全てを思い出したハリーと戦いになります。なんとか勝利するものの、ハリーの顔には大きなやけどが残ってしまいます。

街ではスパイダーマンを悪者にする記事が出ていましたが、それはエディによる偽造写真であることを暴きます。自分の失態を暴かれたエディはパーカーへの恨みを連ねていきます。

黒い物体はコナース博士によって、凶暴性のある危険な生物だと判明します。しかしすでにパーカーはブラックスーツに汚染され始めていました。MJのバイト先でグウェンとデートする嫌がらせをするなど、人格さえも悪くしていくブラックスーツに、ついにパーカーも恐怖心を抱きます。

パーカーは無理やりブラックスーツを脱ぎます。その時同じ協会にいたエディは、そのスーツに飲み込まれてヴェノムになってしまいます。

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ニューゴブリンと共闘し、サンドマンとヴェノムを攻略

ニューゴブリンと共闘し、サンドマンとヴェノムを攻略スパイダーマンを倒すために、復活したサンドマンとヴェノムが手を組み、MJを人質にとります。パーカーはハリーに共闘を持ちかけるも拒絶されてしまいます。しかしハリーの執事によって、父の死は父自身に起因することを知らされたハリーは、自分の敵討ちが間違っていることに気づきます。

スパイダーマンがサンドマンとヴェノムとの戦いに苦戦しているとき、ニューゴブリンがスパイダーマンに加勢します。ヴェノムとの戦いの最中にスパイダーマンを庇ったハリーは奇しくも父と同じ怪我で死亡してしまいます。

ヴェノムが金属音に弱いことに気づいたスパイダーマンは、ヴェノムを攻略。サンドマンはベンおじさんの死に関わったことを悔いていて懺悔してきます。メイおばさんの言葉も受けて、スパイダーマンは彼を許すと伝えると、サンドマンは砂となって何処かへ消えていきました。

パーカーとMJは再び手をとります。

「スパイダーマン3」登場人物まとめ

本作から登場した主要人物についてまとめていきます。

グウェン・ステイシー

グウェン・ステイシービル崩壊事故に巻き込まれたときにスパイダーマンに救われた女性。実は原作ではパーカーが結婚まで考えた彼女の1人です。「アメイジング・スパイダーマン」シリーズではMJにかわりグウェンがヒロインとして扱われます。

ここからはヴィランを紹介

ヴェノム/エディ・ブロック

ヴェノム/エディ・ブロック元々はグウェンに惚れていたカメラマンの青年。新聞社への写真持ち込みの際、偽装をパーカーに暴かれたこともあり、パーカーへの敵対心を持っていました。パーカーがブラック・スパイダーマンの束縛から逃れた際に近くにいたことで、スーツを引き継ぎヴェノム化。映画ではあまり深掘りされませんでしたが、原作ではヴェノムは何人もの間を乗り移る強烈なヴィランでした。

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サンドマン/フリント・マルコ

サンドマン/フリント・マルコベンおじさんを射殺した罪で服役していた脱獄犯マルコ。病気の娘の治療費のために盗みを繰り返して逃げ回っていましたが、警察から逃げる途中で分子分解施設に迷い込み、分解されてサンドマンとなってしまいました。体を自在に砂に変えて戦います。

MCUシリーズ「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 」ではエレメンタルズというキャラクターの一人として登場しています。

ニューゴブリン/ハリー・オズボーン

ニューゴブリン/ハリー・オズボーン父をスパイダーマンに殺されたと思い込み、復讐心から父の残したグリーンゴブリンを継いだハリー。最初はパーカーに対立していましたが、パーカーの思いと父の死の真実を知り、スパイダーマンに加勢するように。ヴェノムからの攻撃からスパイダーマンを守るため、父と同じように刺殺されていまいました。

おさえておきたい!「スパイダーマン3」6の小ネタ

今作で押さえておきたいのはヴィランのヴェノムです。単独映画も決まっているヴェノムについて、原作での情報を中心に詳しく解説していきます。

原作のヴェノムとは

ヴェノムは1988年「アメイジング・スパイダーマン」#299にて初登場したヴィラン。異星から来た寄生生命体「エイリアン・コスチューム」とエディ・ブロックが合体した存在です。原作でも映画と同じ様に、一度スパイダーマンと結合したが拒絶され、その後ブロックと合体しています。スパイダーマンの能力を全て持ち、さらにスパイダーマンの予知能力を無効化する特殊能力も持つヴィランで、スパイダーマンにとって強敵でした。

ヴェノムから分かれ出たヴィランもいた!

原作では、ヴェノムの切れ端と快楽殺人者クレタス・キャサディが触れ合ったことで、「カーネイジ」という新しいヴィランも生まれています。感情の赴くままに殺人を繰り返すサイコパスなヴィランで、スパイダーマンを大いに苦しませました。カーネイジと戦うために、スパイダーマンはヴェノムと共闘した過去もあります。実はこのカーネイジが、単独映画「ヴェノム」のヴィランだと発表されています。

そのほかエイリアン・コスチュームは、市民と合体して新ヒーロー「トキシン」となったり、スパイダーマンの旧敵「スコーピオン」と合体したりします。こうしたヴェノムから派生して生まれたヴィランは、映画「ヴェノム」のヴィランになるとも言われています。

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ヴェノムがヒーローになる!?

原作では、エディ・ブロックは光と闇のエネルギーを操る悪人ミスター・ネガティブに触られたことで、体内のエイリアン・コスチュームが光のエネルギーによって変質してしまいます。このことで純白の怪物「アンチ・ヴェノム」に変身するようになります。実はこのアンチ・ヴェノム、スパイダーマンと共闘するなどヒーローとしての道を歩みだすいいやつだったりします。

フラッシュが「エージェント・ヴェノム」に!?

フラッシュが「エージェント・ヴェノム」に!?「スパイダーマン1」でMJの最初の彼氏として登場したフラッシュ。原作では政府の機密計画(キャプテン・アメリカを生み出した超人計画の続編)に参加し、超人兵士「エージェント・ヴェノム」となります。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員になったこともあります。

映画「ヴェノム」の最新情報

映画「ヴェノム」は、もともとサム・ライミ版のスピンオフとしても企画されていました。しかしサム・ライミ版自体が6作構成が3作で完結してしまったこともあり実施されませんでした。さらに「アメイジング・スパイダーマン」のスピンオフとしても再検討されましたが、こちらも2作で打ち切られたために消滅しました。10年来検討されては消えてきた映画化が、2018年ついに実現します。

ヴェノムを演じるのは、2代目マッドマックスを演じたトム・ハーディ。寄生生命体シンビオートに取り憑かれて、エディ・ブロックがヴェノムとなる、原作に即した展開が予想されています。ヴィランは、カーネイジなどのヴェノムから派生して生まれた存在だと言われています。すでに2作目も企画されているなど、注目度の高さが伺えます。

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スタン・リーはカメオ出演

毎度お馴染みのスタン・リーカメオ出演。今作ではパーカーに助言を与える老人として登場しました。

「スパイダーマン3」まとめ

「スパイダーマン3」では3人ものヴィランが登場しました。中でもヴェノムは原作でも大人気ヴィランの1人で、映画で扱われなかった特徴がたくさんあります。単独映画公開に向けても、しっかりその背景を押さえておくとよいでしょう。

  • 「ヴェノム」についてまとめ
    原作のヴェノムも、寄生生命体がエディに寄生して生まれたヴィランで、スパイダーマンと同様の能力を持ちます。ただし、原作ではヴェノムから派生したヴィランが複数おり、単独映画でもヴィランとして登場予定です。
  • 「アメイジング・スパイダーマン」シリーズとの違い
    サム・ライミ作品は本作で終わりですが、新たに「アメイジング・スパイダーマン」シリーズが始まります。それぞれの違いを比べながら見るとより一層楽しめます。例えば、ヒロインはMJではなくグウェンになります。またハリーも登場しますが、グリーンゴブリンは彼の遺伝的な体質という設定になるなど、細かい違いがあります。

サム・ライミ版のスパイダーマンは本作で完結になります。本作に登場したヴィラン「ヴェノム」はついに単独映画が確定しており、よりそのキャラクターが深掘りされるストーリー展開となっています。映画「ヴェノム」は2018年11月公開。

 

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