ワンダは、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」からアベンジャーズに加入しました。人体実験の結果、強大なテレキネシス能力を持ち、魔女の系譜でもあります。「インフィニティ・ウォー」ではマインド・ストーンをサノスの目の前で砕き、そのパワーを見せつけました。
「インフィニティ・ウォー」ではサノスによって消滅させられてしまいましたが、「エンドゲーム」でもその名は連ねており、恋人同士のヴィジョンとのスピンオフドラマも制作されています。その存在とは?これまでのアベンジャーズ作品での活躍や原作を紐解いて、明らかにしてみましょう。
ワンダとは
本名はワンダ・マキシモフといいます。MCUでは「アルティメット・マーベル」版に基づくキャラ設定で、東欧ソコヴィア生まれ。スターク社の砲弾に恨みを持ちアベンジャーズを憎んでいたが、途中からアベンジャーズに加入という流れになっています。
世界を救う戦いを前にすると、不安定にもなってしまう、ややガラスのハート要素も持つ女子キャラでもあります。その割に、サノスの突進を片手で止められるちゃうパワーを持つ。そのアンバランスさが魅力でもあります。
原作の初登場は1964年「X-MEN」で、実はミュータントという設定です。そのため、コミックではアベンジャーズだけでなく、X-MEN系統の作品にも登場しています。X-MENの宿敵、マグニートーの娘で双子の片割れであり、弟はクイックシルバー。スカーレット・ウィッチとも呼ばれています。名前の由来にも関係しますが、実は魔女の教えを受けたパワーも持っています。今後はX-MENやマグニートとの関係はないものとなっているが、今後はどうなるか?といった期待もあったりしますね。
ワンダの能力は、原作と映画では能力が異なっています。MCUでは、ソコヴィアにある秘密組織ヒドラの施設で、志願して受けた人体実験(マインドストーンを利用して行われた実験)によって、感情の強さに比例して強大になるテレキネシス能力と心理操作能力を手にしています。
しかし、原作ではへックス・パワーと呼ばれる能力をもちます。これは「現実改変」ができ、ストーリー自体もひっくり返せるような大きな力だったりします。戦う時の特徴は共通で、能力を操る際は、緋色の光が発生します。これが「スカーレット」と呼ばれる所以でしょう。
コミックでの活躍について
前述の通り、原作では現実改変の能力を発揮しまくり、多くの事件が起こっています。アベンジャーズが解散しちゃう「アベンジャーズ・ディスアッセンブルド」は、彼女の能力が暴走して壊滅的な事件を起こしていたことが要因。「ハウス・オブ・M」では世界をミュータントが統治(王家はマグニートーファミリー)する世界に変えたりもしました。
また、宇宙の超エネルギー生命体「フェニックス・フォース」(X-MENシリーズの「ダーク・フェニックス」にも関わってくる)を消滅させるなど、宇宙レベルの影響力も持っています。映画ではまだその片鱗が見える程度ですが、どこかの作品で色濃く出てくる可能性もあります。
映画での活躍
MCU作品初登場は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」。え?「エイジ・オブ・ウルトロン」って言ってませんでしたっけ?ああ、そりゃそうです、エンドロールだけのカメオ出演なんですもの。もちろんクイックシルバーと一緒でした。
出演作品リスト
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
- アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)
◆アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:ウルトロンの手下として姉弟で登場!
ワンダは、ウルトロン側=ヴィランとして弟ピエトロと登場しました。トニー・スタークに恨みをもつことで、アベンジャーズに攻撃を仕掛けまくっていました。しかし、途中で真の敵が誰なのかを知り、アベンジャーズに加勢します。彼女の力が発揮されたのは、ソコヴィア市民を避難させるために市民の心を操った場面でしょう。弟ピエトロを失った怒りは凄まじく、ウルトロンの心臓をも引きちぎります。最後には、アベンジャーズに正式加入しました。
◆シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:ヴィジョンと急接近
冒頭で事故を起こしてしまったことで、アベンジャーズの監視がつけられます。その際にはヴィジョンがお目付役となり、二人の距離が縮まるか?なシーンがあります。しかしその後、2人は別の陣営になります。ワンダは、最後はキャプテン・アメリカチームの面々と共に拘束されますが、ラストで助けられます。そしてその後は???ヴィジョンとの関係もわからないままになりました。
◆アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー:マインドストーンを破壊も力及ばず消滅
いきなり!スコットランドでこっそり2年間、ヴィジョンと同棲していました。ヴィジョンは人間の姿です。ワカンダ国での戦いでは、最後の石をサノスの手に渡さない=宇宙を救うために、インフィニティストーンを破壊します。「同じ波長の強いパワーなら破壊できる」とヴィジョンに頼まれたからです。もともとワンダの能力が、マインドストーンの影響を受けたヒドラの実験によるものだったことが要因ということがあったためで、ヴィジョンはそれを知っていました。
◆「アベンジャーズ:エンドゲーム」:ヴィジョンとその姿はどうなる?
恋人ヴィジョンとともにキャストに名を連ねていますが、まだ詳細は不明な状況です。
スピンオフドラマが進行中
ワンダとヴィジョン2人のスピンオフドラマが、現在制作進行中と言われています。「インフィニティ・ウォー」の序盤同様、ヴィジョンは人間の姿での登場となります。
当初は、ワンダ単独のスピンオフドラマと言われていましたが、より2人のドラマ性に迫る作品に方向転換したようです。ドラマは、他にもロキ単独、バッキーとファルコンコンビのドラマもあるので、「エンド・ゲーム」だけでは回収しきれないネタ含めたドラマになる期待がありますね。ちなみに、ブラック・ウィドウ単独の映画も控えています。
キャスト情報
ワンダを演じているのは、エリザベス・オルセン。芯は強いけど、可憐な可愛い女性キャラに仕上がっています。原作ではかなりセクシーですけどね。有名な出演作は「ゴジラ」(2014)です。エリザベス・オルセンの姉は、アメリカの人気ドラマ「フルハウス」に子役出演していたオルセン姉妹です。
日本語吹き替えを務めるのは、行成とあです。アニメはもちろん、スマホゲーム内のキャラボイスも担当しています。
まとめ
- ワンダはヴィラン出身の、能力未知数アベンジャーズメンバー
- 恋仲のヴィジョンとはマインドストーンという接点がある
- エンドゲームも出演予定、ヴィジョンとのスピンオフドラマも制作進行中
ヴィラン出身でありながら、インフィニティ・ストーンをサノスの手から守るために戦う女子キャラ全開のワンダ。「インフィニティ・ウォー」では消滅してしまいましたが、その魅力的なキャラは「エンド・ゲーム」やドラマで見ることが期待できそうです。
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