ハルクは、緑色の怪力男と人間の姿を行き来する、アベンジャーズ古参メンバーです。物理的な身体能力が驚異的に高く、数々のヴィランをその力で潰してきちゃってますが、「インフィニティ・ウォーで」は、ハルクに変身できなくなってしまいました。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、ハルク演じるマーク・ラファロが「ハルク三部作の最終章」と銘打っており、行く末が不明瞭なアベンジャーズでの活躍だけでなく、ハルク自身がどうなるのかも注目されています。
ここではハルクのアベンジャーズ作品の活躍や原作を紐解き、どんな存在なのか?を明らかにしていきます。
ハルクとは
ハルクの原作初登場は1962年。天才生物学者のブルース・バナーが、米陸軍から放射線への耐性を測るという名目で依頼された実験で、自ら被験者となってガンマ線を浴び緑色の大男=ハルクに変身するようになってしまいます。心拍数が200を超えると変身するので、怒りの感情が大きく作用します。
変身後のハルクは、身長2.7m。筋力や持久力、肺活量など全ての物理的な身体能力が驚異的に高く、かつ怒りによってその力が増幅します。
ハルクのそのパワーは、あまりに超人的です。なにせ、相手を成層圏までぶっ飛ばす。ソーのムジョルニアも持ち上げることができました。また、何気に戦車を潰して、ハンマーのように使う“技巧派”な側面も。
ちなみに両拳を組み合わせて頭上から振り下ろす「ハルクスマッシュ!」は、必殺技!ですけど、本当はただのセリフなんです。
コミックでの活躍について
ハルクとマイティ・ソーは切っても切れない仲です。パワーも拮抗してますからちょうど良い相手なんでしょうかね。原作で何度もマイティ・ソーと戦っているのです。ちなみに初対戦は1963年で、そこから20戦弱ほどのようです。仲裁役にドクター・ストレンジが2回ほど入っています。
原作「ワールド・ウォー・ハルク」は有名なエピソード(「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でのハルクとリンク)。暴走を危惧したアイアンマンたちから、遠くの惑星にを追放されちゃって、復讐するという話です。このストーリーでは、実は結婚し子供もいるんです。奥さんは女戦士カイエラ、息子はスカーという名前でした。
映画での活躍
ハルクは、ブルース・バナーの状態では戦いを好みません。そのため、身を隠して生活していたところから、いやいやアベンジャーズに参加せざるをえない状態になってしまいます。
出演作品リスト
- アベンジャーズ(2012)
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)
- マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
- アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)
アベンジャーズ:ロキをボコボコに!メンバー屈指の怪力を発揮
象徴的なセリフは、敵対として登場したロキが、アイアンマンに「私には軍隊がいる」と宣言するのに対して、アイアンマンが「こちらにはハルクがいる」と返すところです。ロキをボッコボコにしちゃったり、パワー切れで地面に衝突しかけたアイアンマンをナイスキャッチ!します。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:激闘に疲れ自分探しの旅?に出発
変身した自分の力を、受け入れることに苦しみ続けるハルク。ソコヴィアでの激闘の末、自分の力が仲間や人々を傷付けることを恐れて、クインジェットに乗って消息を絶ってしまいます。おーい、どこ行った?
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:ソーとともに”欠場”
クインジェットで消えてしまったため、シビル・ウォーは不参加。原作ではハルクの乗った宇宙船(クインジェットと言う位置付け)が、突然開いたワームホールを通過してしまったことでサカールに飛ばされてしまっており、それが地球にいなかった理由でした。
ところが!同じく不参加だったマイティ・ソーとカフェで話しているという特別映像があります。スタークから参加要請の電話がありますが「怒りん坊対決には加わらない」とシビル・ウォーを思わせるセリフ。ま、あくまでこれは非公式パラレルなネタのようです。
マイティ・ソー/ バトルロイヤル:2年のブランクを経てなぜか宇宙に?
惑星サカールの闘技場で、チャンピオンとして登場します。英雄という扱いで冷静になったのか、言葉も話せるようになっているのが、進化?ですね。そして、ソーと戦います。
およそ2年ほど不在だったハルクですが、実はもっと長い期間いたようです。惑星サカールは原作「プラネット・ハルク」「ワールド・ウォー・ハルク」の舞台。サカールでは時間の流れが違います。数秒ほどの差でビフレストから飛び出したソーとロキの到着時間には数週間ほどの差がありました。
ちなみにこの作品ではアベンジャーズでなく、ソーがとっさにつけたチーム名“リベンジャーズ”にソー&ロキとともに参加していました。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー:変身できずハルクバスターで戦う
冒頭でサノスに打ちのめされたことが恐怖となったのか、ハルクに変身できなくなってしまいます。そのため、アイアンマン・マーク44を改良したハルクバスター2号機でワカンダ防衛戦に臨むことになります。「これなら変身しなくてもいい!」と無邪気に喜んでいますが、表に出てこようとしない内なるハルクに散々声をかけ続けます。ハルクバスターはもともとハルクを倒すためにスタークが開発したものでした。
アベンジャーズ:エンドゲーム:ハルクの姿復活か?
マーク・ラファロが“ハルク3部作”と位置付けた「マイティ・ソー バトルロイヤル」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に続く最終作。3本の映画を通じて、ブルース/ハルクの物語が描かれるという。さらにラファロは「ブルースが」「ハルクが」というコメントをしていることで、変身できない状態から無事に抜け出せたことが伺えます。
キャスト情報
MCUでは、当初エドワード・ノートンが演じていましたが、アベンジャーズ入りしてからはマーク・ラファロが演じています。一気にオッサン感アップはしましたが、今やすっかり板についています。インタビューで、うっかりMCU作品情報を暴露するのも恒例です。
日本語吹き替えでは、MCUでのリブート「インクレディブル・ハルク」では水嶋ヒロが担当し、その後は声優の宮内敦士が務めています。
まとめ
- ハルクはアベンジャーズ内でも無敵の部類
- 変身できなくなったのはサノスのせい
- ハルク三部作最終章はエンドゲーム
もうすぐ緑の巨体と、その驚異的なパワーを再び見られそうで安心です。でも、サノスへの恐怖心をどうやって克服できるようになるのか?まではまだまだわかりません。ハルクとブルース、二つの存在にどんな決着がつくのか、エンドゲームに期待していましょうね。
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